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【注目】前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

久光薬 <日足> 「株探」多機能チャートより

■久光製薬 <4530>  5,920円 (-600円、-9.2%)

 東証1部の下落率2位。久光製薬 <4530> が急落。同社は7日の取引終了後、決算発表を行い18年2月期の連結営業利益が前期比8%減の241億円となる見通しを明らかにした。前2月期は主力の消炎鎮痛剤などの医療用医薬品が薬価改定でさえず、連結営業利益は前の期比5%減の236億600万円だった。今期も厳しい事業環境が続き連続減益が予想されるなか、株価は売り先行となっている。

■HIOKI <6866>  2,143円 (-112円、-5.0%)

 東証1部の下落率6位。HIOKI <6866> が反落。前週末7日の取引終了後、信州りんごを贈呈する株主優待制度を廃止すると発表しており、人気の優待だっただけに、これを弱材料視する売りが出たようだ。優待品の品質確保および調達が長期的にみて困難となったことから優待制度を廃止する一方、配当金による利益還元を充実するという。同時に17年12月期の年間配当について、従来の中間・期末各20円の年40円から、各25円の年50円に引き上げると発表したが、これに対する反応は限定的のようだ。

■島忠 <8184>  2,530円 (-104円、-4.0%)

 島忠 <8184> が大幅反落。前週末7日の取引終了後、17年8月期の単独業績予想について、売上高を1533億3300万円から1418億7200万円(前期比5.4%減)へ、営業利益を119億8100万円から85億2800万円(同16.8%減)へ、純利益を100億1000万円から80億8700万円(同9.4%減)へ下方修正したことが嫌気された。耐久財である家具などの販売苦戦や日用雑貨用品などの競争激化で、上期の既存店売上高が当初計画の1.7%増を下回る8.0%減となり、上期業績が計画を大きく下振れたことに加えて、今期末までの業績回復は難しいとの判断から下方修正したという。なお、同時に発表した第2四半期累計(16年9月-17年2月)決算は、売上高698億7900万円(前年同期比7.2%減)、営業利益33億5500万円(同30.2%減)、純利益36億3800万円(同11.8%減)だった。

※10日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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