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【市況】米国株見通し:税制改革期待に切り替えなら反発も

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

S&P500先物 2325.00(-13.75) (19:50現在)
ナスダック100先物 5337.50(-41.25) (19:50現在)

18:50時点のグローベックスの米株先物はS&P500先物、ナスダック100先物は軟調にに推移している。また、NYダウは140ドル安程度で推移。欧州は小動きではあるが、全般下落して推移している。また、原油先物相場は、小幅に下落して推移している。

24日の米株式市場はまちまち。複数の連銀総裁が年内の追加利上げに積極的な発言を行ったことが好感された。しかし、医療保険制度改革法(オバマケア)の代替法案の結果を見極めたいとの思惑からNYダウは引けにかけて下げに転じている。

注目されていた米国のオバマケアの代替法案成立を巡る審議については、米議会下院の共和党指導部は24日、法案を取り下げた。トランプ政権が他の政策課題を実行する能力に疑問符が付く結果となり、週明けの市場への影響が警戒される。アジアや欧州市場はショック安といった流れとなっており、この影響も受けそうだ。

一方で、次はより安全と思われる税制改革で雪辱を期す構えである。ムニューシン財務長官は、オバマケア代替法案より税制法案の方が可決は「はるかに容易」との見解を示している。市場が頭を切り替えて、税制改革への期待に向かう格好となれば、売り一巡後は自律反発が意識されてくだろう。

《KK》

 提供:フィスコ

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