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【特集】デリカフーズ Research Memo(9):2017年3月期は増収減益だが、2018年3月期は増収増益に転じる見込み

デリカフーズ <日足> 「株探」多機能チャートより

■業績動向

4. 2017年3月期の連結業績見通し
デリカフーズ<3392>の2017年3月期通期の売上高は前期比6.1%増の33,500百万円、営業利益は同21.7%減の535百万円、経常利益は同20.9%減の560百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は同16.6%減の334百万円となる見通し。年明け以降、外食企業向けの動きが若干鈍いものの、第3四半期までの進捗状況から見ると、売上高はやや上回るペースで、利益面でも今後市場環境に大きな変化がなければ、計画を達成できるものと弊社では見ている。

なお、西東京FSセンターについては12月に単月ベースで黒字に転じ、2017年3月以降は安定して黒字基調となる見通しだ。2017年3月期は立上げ負担増等により、営業利益段階で160百万円の損失となるものの、2018年3月期は売上高で3,600百万円、営業利益で50百万円の黒字が見込まれている。このため2018年3月期の業績については、西東京FSセンターの収益貢献だけでも増収増益に転じることが予想される。また、天候状況が良く野菜の収穫量が平年どおりとなれば、カット野菜の生産性も改善するため利益増に寄与することになる。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

《TN》

 提供:フィスコ

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