【特集】<話題の焦点>=ハロウィーンの次はイースター!?
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イースターとは、日本語でいうと「復活祭」。十字架にかけられて亡くなったイエス・キリストが3日目に復活したとされることを記念・記憶する祭りだ。キリストに関係するイベントといえば、日本では「生誕祭」であるクリスマスが有名だが、キリスト教ではクリスマスよりも重要視されているという。毎年、日付けが変わる移動祝祭日で、「春分の日の後の、最初の満月の次の日曜日」がイースターに当たる。
今年は4月16日がイースターにあたるが、当日は家族でご馳走を食べて祝い、それとともに卵を使った料理が振舞われたり、卵をつかった遊びをするのが過ごし方。キリスト教では卵は生命の始まりの象徴であり、重要なものであることから、特にきれいに色付けされた「イースターエッグ」が使われる。また、卵同様にモチーフとされるのがうさぎで、うさぎは子どもをたくさん産むことから豊かな生命の象徴とされ、イベントなどでは卵とうさぎのイラストなどをよく目にするようになる。
オリエンタルランド<4661>が運営する東京ディズニーリゾートでは、4月4日から6月14日まで、「ディズニー・イースター」を開催する。東京ディズニーランドでは、イースターエッグメーカーのハプニングで見たこともないヘンテコなタマゴ「うさたま」が誕生し、ディズニーの仲間たちとドタバタの大騒ぎをするという設定で、パレードやイベントを盛り上げる。また東京ディズニーシーでは2年ぶりにイースター・イベントを実施し、ファッショナブルなショーを繰り広げるという。
一方、サンリオ<8136>のサンリオピューロランドでは、3月18日から6月27日まで、同施設初のイースターイベント「ピューロイースター」を開催している。ハローキティやマイメロディなどの人気キャラクターが登場する参加型パレードや、イースターエッグでいっぱいのフォトスポット、限定グッズなどが提供されている。
こうしたイベントのほか、森永製菓<2201>や、江崎グリコ<2206>、ブルボン<2208>、不二家<2211>、明治ホールディングス<2269>などの菓子メーカーが卵やうさぎをあしらったイラストが描かれた商品を販売している。
各社ともまだ手探り感があるのは、イースターが周知されつつあるものの、まだ定着してはいないことが背景にありそう。ただ、ハロウィーン同様、ある時から爆発的に流行する可能性はあり、特にハロウィーンに乗り遅れた人は注目しておきたい。
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)