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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):アエリア、神戸物産、アミューズ

アエリア <日足> 「株探」多機能チャートより
■アエリア <3758>  4,525円  +445 円 (+10.9%)  本日終値
 14日、1月27日に配信開始したリベル・エンタテインメントのスマートフォン向けゲーム「A3!」が250万ダウンロードを突破したと発表したことが買い材料視された。

■神戸物産 <3038>  4,305円  +345 円 (+8.7%)  本日終値  東証1部 上昇率トップ
 14日、神戸物産 <3038> が決算を発表。17年10月期第1四半期(16年11月-17年1月)の連結経常利益が前年同期比91.1%増の46.5億円に拡大して着地したことが買い材料視された。新規出店による増収効果に加え、プライベートブランド商品の売上増加で採算が改善したことが寄与。円安による為替差益やデリバティブ評価益の発生も増益に大きく貢献した。上期計画の52億円に対する進捗率は89.5%に達しており、業績上振れを期待する買いが向かった。

■アミューズ <4301>  2,165円  +154 円 (+7.7%)  本日終値  東証1部 上昇率2位
 14日、アミューズ <4301> が17年3月期の連結経常利益を従来予想の39.7億円→46億円に15.9%上方修正。減益率が32.2%減→21.4%減に縮小する見通しとなったことが買い材料視された。コンサートにおけるイベント収入やグッズ販売の好調に加え、会員向けグッズ販売、著作権印税などが想定より伸びることが寄与。併せて、子会社の固定資産に係る減損損失などの計上に伴い、通期の連結最終利益を24億円→16.5億円に31.3%下方修正したが売り材料視されなかった。

■メガチップス <6875>  3,025円  +147 円 (+5.1%)  本日終値  東証1部 上昇率5位
 メガチップス <6875> 全般軟調相場のなか逆行高。14日、ひふみ投信などの運用を手がけるレオス・キャピタルワークスが同社株に係る大量保有変更報告書を提出したことが買い材料視された。報告書によると、レオスの同社株式保有比率は5.41%→6.73%(155万0400株)に増加した。これを受けて需給思惑から買いが入ったようだ。

■東建コーポレーション <1766>  8,710円  +310 円 (+3.7%)  本日終値
 東建コーポレーション<1766>が高い。同社は賃貸マンションの建設請負などを手掛け、傘下に住宅設備会社なども擁している。14日取引終了後に発表した17年4月期第3四半期累計(16年5月~17年1月)の連結決算は、売上高が2224億1400万円(前年同期比7.2%増)、営業利益は130億7200万円(同31.1%増)、最終利益は88億8900万円(同35.1%増)と大幅増収増益だった。建設事業は耐震性などに優れる木造ツーバイフォー住宅の引き合い旺盛で、賃貸建物における建設比率が高まっており、高採算で全体業績を牽引している。また、不動産賃貸事業も管理物件数の増加に伴う家賃や管理料収入の増加が寄与した。17年4月期の通期業績予想は従来見通しを据え置いているが、通期営業利益148億800万円(前期比12.4%増)に対する進捗率は88%に達しており、これをポジティブ視する買いが優勢となった。

■ツルハホールディングス <3391>  10,690円  +210 円 (+2.0%)  本日終値
 ツルハホールディングス<3391>が反発。14日の取引終了後、17年5月期第3四半期累計(16年5月16日~17年2月15日)の連結決算を発表し、売上高は4344億8600万円(前年同期比14.6%増)、営業利益は289億3600万円(同22.6%増)、最終利益は198億2400万円(同26.0%増)と増収増益で着地したことが好感された。カウンセリングを主体とした接客サービスに注力し高付加価値商品の販売が順調だったほか、食品をはじめとする新たなカテゴリー導入による利便性の強化も奏功した。なお、通期業績予想は従来見通しを据え置き、売上高5830億円(前期比10.5%増)、営業利益371億円(同18.4%増)、最終利益234億6000万円(同21.4%増)を見込んでいる。

■LINE <3938>  4,085円  +75 円 (+1.9%)  本日終値
 LINE<3938>が反発。14日の取引終了後、傘下のLINEモバイルが展開するMVNO(仮想移動体通信事業者)について、販売チャネルを拡大すると発表しており、ユーザー層の拡大につながるとの期待感から買いが入ったようだ。同社では8日にビックカメラ、ヨドバシカメラの全10店舗で「即日受渡しカウンター」を15日から開設すると発表していたが、これに続き、さらに幅広いユーザー開拓のため、リアルでのタッチポイントを全国100カ所以上に拡大するとしている。

■ユニ・チャーム <8113>  2,664円  +46 円 (+1.8%)  本日終値
 ユニ・チャーム<8113>が反発し、昨年来高値を更新。同社はきょう、使用済み紙おむつから衛生的で安全な上質パルプを得る処理技術に関して国内特許を取得したことを明らかにした。取得した特許「使用済み衛生用品からパルプ繊維を回収する方法」は、使用済みの紙おむつにオゾン処理を用いることで、高分子ポリマーの使用済み紙おむつからの分離、パルプ繊維の取り出し、パルプ繊維の殺菌および消毒を同時に実現する処理方法に関するもの。木材や水の使用量の低減につながる技術で、環境にやさしい循環型モデルの構築を目指す同社にとって重要な技術のひとつとして期待される。

■コーセー <4922>  10,460円  +170 円 (+1.7%)  本日終値
 14日、コーセー <4922> が株主優待制度を拡充すると発表したことが買い材料視された。現行は指定の自社製品を贈呈しているが、これを数種類から選択できるように変更する。さらに長期保有制度を設け、3年以上継続保有する株主には3000円~5000円引き上げた商品を贈呈する。発表を受けて、株主還元の拡充を好感する買いが向かった。

■塩野義製薬 <4507>  5,733円  +68 円 (+1.2%)  本日終値
 塩野義製薬<4507>が3日ぶりに反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は14日、同社株のレーティングの「オーバーウエート」と目標株価8000円を継続した。HIV治療薬「ドルテグラビル」(製品名、デビケイ・単剤、トリーメク・配合剤)から得られるロイヤルティー収入が順調に拡大しているほか、米国子会社シオノギインクが獲得しているロイヤルティー収入が期初計画を上回って推移。これを受け、同証券では17年3月期の連結営業利益を従来予想の987億8800万円から前期比13%増の1037億1900万円(会社予想975億円)に上方修正している。18年3月期は同1078億円と連続増益を見込んでいる。

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