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【特集】ソルクシーズ Research Memo(6):2017年12月期は原価率向上により2ケタ増益へ

ソルクシーズ <日足> 「株探」多機能チャートより

■今後の見通し

1. 2017年12月期の業績見通し
ソルクシーズ<4284>の2017年12月期の連結業績は、売上高が前期比0.8%増の13,400百万円、営業利益が同14.2%増の700百万円、経常利益が同15.9%増の700百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同10.2%増の400百万円と増収増益を見込んでいる。金融業界向け大型開発案件の一部がピークアウトすることにより、主力のソフトウェア開発事業の売上高が微増にとどまるが、プロダクトミックスの変化による原価率改善により、営業利益率は前期の4.6%から5.2%に上昇する見込みだ。ただ、第2四半期累計業績は売上高が前年同期比0.2%増の6,300百万円と微増収だが、営業利益は同41.2%減の160百万円と一時的に落ち込む見込みとなっている点には注意する必要がある。大型開発案件のピークが2017年12月期下期となるほか、期前半はストック型ビジネスの強化に向けたプロモーション活動等を積極推進していくことが要因と見られる。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

《SF》

 提供:フィスコ

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