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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):UT、LIXILグ、セガサミー

UT <日足> 「株探」多機能チャートより
■UTグループ <2146>  1,178円  +18 円 (+1.6%)  本日終値
 UTグループ<2146>が反発。同社は7日、製造派遣を手掛けるタイト・ワークの全株式を取得し子会社化することを発表、取得価額は18億1800万円。これによる業容拡大に期待した買いが優勢となった。

■LIXILグループ <5938>  2,881円  +35 円 (+1.2%)  本日終値
 LIXILグループ<5938>が反発。東京証券取引所が7日の取引終了後、100%子会社LIXILビバ<3564>の4月12日付での新規上場を承認したことで、1490万3800株の売り出しに伴う売却益計上などへの期待感が高まったようだ。LIXILビバは、ホームセンターの「ビバホーム」を展開しており、前身は2001年に上場廃止となったトステムビバで、約16年ぶりの再上場となる。なお、上場市場は東証1部または2部となっており、4月3日の公開価格決定後に決定する予定だ。

■セガサミー <6460>  1,633円  +19 円 (+1.2%)  本日終値
 セガサミーホールディングス<6460>が後場プラスに浮上。午後1時ごろ、韓国パラダイスグループと共同で建設を進めてきた韓国初の統合型リゾート(IR)「パラダイスシティ」を4月20日に開業すると発表しており、これを好材料視した買いが入った。パラダイスシティは、仁川国際空港隣接エリアの約33万平方メートルの敷地にラグジュアリーホテルやデザイナーズホテル、カジノ、商業施設、コンベンションホール、プレミアムスパなど、大人から子どもまですべての人が楽しめる施設づくりを目指して、12年から進めてきた開発プロジェクト。今回の開業時には、711室のラグジュアリーホテルと、韓国最大規模の外国人専用カジノ、コンベンションホールをオープン。さらに18年には第1期事業開発の全ての施設を完成させるとしている。

■任天堂 <7974>  24,825円  +135 円 (+0.6%)  本日終値
 任天堂<7974>は4日続伸。ゲーム総合情報メディアが7日、新型ゲーム機「ニンテンドースイッチ」が発売後3日間で国内推定販売台数が33万台を超えたと発表するなど、想定以上の売れ行きとなっている。4年半前に鳴り物入りで発売された「Wii U」に匹敵する出足好調ぶりが伝わるなか、短期資金による見直し買いが続いている。

■六甲バター <2266>  2,534円  +10 円 (+0.4%)  本日終値
 六甲バター<2266>がしっかり。7日の取引終了後、神戸市西区の神戸複合産業団地「神戸テクノ・ロジスティックパーク」に製造工場用地を約28億円で取得すると発表しており、これを好材料視した買いが入った。19年3月末までの稼働を目指して、乳製品の生産拠点を新設する予定。なお、資金は自己資金で充当する予定。また、同件による17年12月期業績への影響は軽微としている。

■ダスキン <4665>  2,455円  +6 円 (+0.2%)  本日終値
 ダスキン<4665>がしっかり。岩井コスモ証券は7日、同社株の投資判断の「B+」を継続するとともに、目標株価を2300円から2600円に引き上げた。同社はハウスクリーニングや家事代行、用品のレンタル・販売などのクリーン・ケアグループを主力にミスタードーナツなどの外食ブランドを全国にフランチャイズ(FC)展開している。主力のクリーン・ケアグループでは既存事業での安定的な収益確保と全国を網羅した販売網を活用した事業領域拡大による成長力を評価。

■セントラル硝子 <4044>  506円  +1 円 (+0.2%)  本日終値
 セントラル硝子<4044>が反発。7日の取引終了後、チェコにリチウムイオン二次電池用電解液製造・販売会社を設立したと発表、業績拡大への期待感から買われた。欧州での電解液事業を拡大させ、グローバル市場におけるシェア拡大を目指すとしている。生産能力は標準電解液換算で年間2万トンを目標とし、グループ全体で年間約5万トン以上を有することとなる。なお、同件に伴う業績への影響は軽微としている。

■あらた <2733>  3,000円  -30 円 (-1.0%)  本日終値
 7日、あらた <2733> が公正取引委員会から下請代金支払遅延等防止法に基づく勧告を受けたと発表したことが売り材料視された。公取委は、同社が15年9月から16年12月にかけて、プライベートブランド商品の製造委託先から「現金引」などとして金品を受けていた行為が下請代金の減額にあたり、同法の規定に違反すると判断した。勧告で指摘された金額は約1501万円に上る。同社では指摘された金額は返還したとしているが、企業イメージの悪化を懸念する売りが向かった。

■武田薬品工業 <4502>  5,222円  -42 円 (-0.8%)  本日終値
 薬品株が安い。武田薬品工業<4502>やアステラス製薬<4503>、エーザイ<4523>などが値を下げた。トランプ米大統領が薬価引き下げの意向を示すツイートをしたこともあり、ニューヨーク市場でファイザーやメルクといった薬品株が下落。これを受け、日本市場でも米国市場などで展開する大手薬品株に売りが先行している。

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