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【市況】国内大手証券、仏大統領選・マクロン氏とル・ペン氏の差は再度縮小

 SMBC日興証券は7日、フランス大統領選が決戦投票となった場合、マクロン前経済相が優勢も、足もとでは極右政党の「ル・ペン氏との差は再度縮小している」と指摘。「ル・ペン氏が勝利すれば動揺が走ろう」と分析している。

 予備選での本命候補の落選や相次ぐスキャンダルで混乱の続くフランス大統領選挙だが右派の共和党は6日、臨時幹部会を開催し、右派統一候補をフィヨン元首相とすることを維持する方針を確認した。直近の世論調査で支持率1位はル・ペン氏、2位はマクロン氏、3位はフィヨン氏となっている。決戦投票における支持率推移は2月22日以降、マクロン氏の支持率が60%を超え、ル・ペン氏との差が一時26%に拡大したが、直近では60%対40%に差が縮小している。このまま、フィヨン氏が選挙戦を継続すれば、既存政党への批判票がル・ペン氏に向かう可能性もある。一方、マクロン氏は親EUであり、同氏ないしジュペ元首相が出馬し決戦投票に進めば、ル・ペン氏に勝利する可能性が高い

 もし、ル・ペン氏が勝利すれば動揺が広がる。可能性は低いが同氏が大統領になれば、移民を制限し不法移民を国外に送還、ユーロの通貨統合から離脱とともにEUへの残留・離脱に関して国民投票にかけると主張している。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

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