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【経済】日米の注目経済指標:日本の10-12月期GDP改定値は上方修正の公算


3月6日-10日に発表される主要経済指標の見通しについては以下の通り。

■7日(火)午後10時30分発表予定
○(米)1月貿易収支-予想は-470億ドル
参考となる12月実績は-443億ドルだった。輸出は前月比+2.7%、輸入は+1.5%となった。輸出増加で赤字幅は市場予想を下回った。1月についてはドル高の影響で資本財の輸出がやや伸び悩んでいる可能性があることから、12月実績との比較で赤字幅は拡大するとみられる。

■8日(水)午前8時50分発表予定
○(日)10-12月期国内総生産改定値-予想は前期比年率+1.6%
2016 年 10-12 月期の全産業(金融業、保険業除く)の設備投資(ソフトウェア除く)
は製造業で大幅増加。非製造業も増えていることから、10-12月期GDP二次速報値(改定値)は上方修正される可能性が高い。製造業の利益増加などが関係しているものとみられる。

■8日(水)午後10時15分発表予定
○(米)2月ADP雇用統計-予想は前月比+18.5万人
参考となる1月実績は、前月比+24.6万人で市場予想を上回った。2月については、2月中の新規失業保険申請件数が減少していることや、製造業などにおける雇用拡大が期待されていることから、20万人近い増加となる可能性がある。

■10日(金)午後10時30分発表予定
○(米)2月雇用統計-予想は非農業部門雇用者数は前月比+18.5万人、失業率は4.7%
2月中旬における新規失業保険申請件数は24万件未満で1月同時期の実績を下回っていることから、非農業部門雇用者数は20万人程度増加してもおかしくない。失業率については労働参加率がやや低い水準にとどまっていることから、1月実績を0.1ポイント下回る可能性がある。

その他の主な経済指標の発表予定は、7日(火):(米)1月製造業受注指数、8日(水)(日)1月経常収支。

《FA》

 提供:フィスコ

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