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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):ACCESS、東芝機、任天堂

ACCESS <日足> 「株探」多機能チャートより
■ACCESS <4813>  796円  +100 円 (+14.4%) ストップ高   本日終値
 ACCESS<4813>が突如急騰し、ストップ高まで買われた。同社はきょう、ブラウザコンポーネント「NetFront Browser NX」が任天堂<7974>の家庭用新型ビデオゲーム機「Nintendo Switch」に採用されたことを明らかにした。「NetFront Browser NX」が任天堂のゲーム機に採用されるのは7機種目。このほかでは、国内外で出荷されているテレビ、車載インフォテインメントシステムなどにも採用されている。

■保土谷化学工業 <4112>  3,875円  +245 円 (+6.8%)  本日終値  東証1部 上昇率4位
 保土谷化学工業<4112>が新値街道を走る展開。2月1日に業績予想の上方修正を材料にマドを開けて上放れて以降強い上昇トレンドを描いているが、足もと上昇第2波に向けた買いが流入した。同社は有機EL材料の正孔輸送材を生産するほか、韓国子会社SFCで発光材料を手掛けているが、米アップルが今秋にも発売予定とされる「iPhone8」では有機ELパネル搭載が有力視されており、同社の収益機会拡大への期待につながっているもよう。業績も好調で17年3月期営業利益は従来予想の10億円から14億円(前期比69%増)に大幅増額されている。

■東芝機械 <6104>  529円  +23 円 (+4.6%)  本日終値
 2日、東芝機械 <6104> が発行済み株式数(自社株を除く)の22.37%にあたる3400万株(金額で172億0400万円)を上限に、3日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買い(買い付け価格は2日終値の506円)を実施すると発表したことが買い材料。筆頭株主の東芝 <6502> が保有株の一部を売却する意向を示したことに対応する。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。

■UTグループ <2146>  1,190円  +51 円 (+4.5%)  本日終値
 UTグループ<2146>、夢テクノロジー<2458>が値を飛ばしたほか、ディップ<2379>、エン・ジャパン<4849>、フルキャストホールディングス<4848>など人材サービス関連株が買われた。企業の求人需要は高原状態にあり、厚生労働省から、きょう発表された1月の有効求人倍率は1.43倍と、昨年12月と横並びだったものの、1991年7月以来26年ぶりの高水準となった。これを受けて業務委託や派遣、求人情報提供などを手掛ける企業のビジネスチャンスにつながるとの思惑が広がった。安倍政権が提唱する「働き方改革」のテーマにも乗り追い風が強い。

■任天堂 <7974>  23,710円  +835 円 (+3.7%)  本日終値
 任天堂<7974>が反発。この日、新型ゲーム機「ニンテンドースイッチ」が発売となったことから、滑り出し好調を期待した買いが入った。「スイッチ」はテレビに接続して遊ぶことができるのはもちろん、本体のスタンドを立てて楽しむことや、本体を持ち出して携帯ゲーム機のように楽しむことができるのが特徴。価格は2万9980円で、1月21日に予約が開始されると、人気殺到ですぐに予約が終了したことから、売れ行きに対する期待が高まっているようだ。

■コーセー <4922>  10,170円  +340 円 (+3.5%)  本日終値
 コーセー<4922>が反発。同社は2日、群馬工場の敷地内に建設した新生産棟の一部稼働を開始したと発表。全面稼働すると、同社が国内外に持つ工場をあわせた総生産量が従来比約1.3倍に拡大するとしており、業績への寄与などが期待されたようだ。今回稼働した新工場棟の特徴は、製品タイプごとに生産ゾーンを分け、それぞれを管理することにより、化粧品GMP(医薬品などの製造管理および品質管理に関する基準)に準拠した生産環境を構築し、万全な品質保証体制に結び付けているという。

■森永乳業 <2264>  917円  +28 円 (+3.2%)  本日終値
 森永乳業 <2264> が3日続伸し、約4ヵ月ぶりに昨年来高値を更新した。2日、同社が米国のヨーグルト事業に参入すると発表したことが買い材料視された。米国のヨーグルト消費量は日本や欧州と比べて少なく、同国のヨーグルト市場は今後拡大が期待される。同社は米国で販売されていない「アロエ葉肉入りヨーグルト」を中心に拡販し同国でのシェア獲得を狙う。なお、同社グループが国外でヨーグルトを販売するのは初めてとなる。発表を受けて、米国を皮切りにヨーグルトの海外事業展開による今後の業績への寄与に期待する買いが向かった。

■富士ソフト <9749>  2,935円  +77 円 (+2.7%)  本日終値
 富士ソフト<9749>が反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が2日付で、投資判断「ニュートラル」を継続しつつ、目標株価を2900円から2950円へ引き上げたことが好材料視されているようだ。FA関連を主力とする機械制御系や自動車関連の組込み系が持続的に売上高を牽引し安定増益を続けると予想。また、17年12月期の営業利益予想を93億円から95億円へ、18年12月期を同98億円から102億円へ上方修正している。

■エボラブルアジア <6191>  3,140円  +75 円 (+2.5%)  本日終値
 エボラブルアジア<6191>が後場プラス転換。前引け後に、弁護士ドットコム<6027>へ国内・海外航空券等の旅行コンテンツのOEM提供を開始したと発表しており、これを好材料視した買いが入った。今回提供するコンテンツ「弁護士ドットコムTRAVEL」は、日本最大級の法律相談ポータルサイト「弁護士ドットコム」の登録弁護士向けに提供するサービス。専用のシステムを活用することで弁護士ドットコム利用者に対して、ユーザーインターフェースなどの利便性を維持したまま簡単にオリジナル旅行コンテンツとして利用することができるほか、国内航空キャリア14社の航空チケットを路線ごとに一括横断検索でき、最適な航空券を購入することが可能、さらに当日まで予約・変更が可能などの特徴がある。

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