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【市況】東京株式(前引け)=一時1万9000円台割れ、円高など背景に軟調

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
 27日前引けの日経平均株価は前週末比223円35銭安の1万9060円19銭と続落。前場の東証1部の売買高概算は9億8019万株、売買代金概算は1兆647億7000万円。値上がり銘柄数は320、対して値下がり銘柄数は1592、変わらずは87銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は、終始売りに押される展開。前週末の米国株市場ではNYダウが11日連続で最高値を更新、ナスダック指数も小幅反発をみせたが、外国為替市場でドル安・円高が進んでいることがネガティブに働いている。ドル円は一時1ドル=111円台に入るなど円高傾向にあり、輸出株全般が軟調。また長期金利低下を背景に金融株にも売りが目立つ。日経平均株価は一時1万9000円大台を割り込む場面があった。東証1部全体の約8割の銘柄が下落。売買代金は1兆円をかろうじて上回ったが、トランプ米大統領の議会演説を前に全般買い手控え感が強い。

 個別ではソフトバンクグループ<9984>が売りに押されたほか、ファナック<6954>も軟調。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>や第一生命ホールディングス<8750>など大手金融株も安い。SUMCO<3436>、イビデン<4062>などが値を下げたほか、日本信号<6741>も下落した。半面、三菱自動車<7211>が堅調、ディー・エヌ・エー<2432>も上昇した。オハラ<5218>が急騰、良品計画<7453>も高い。ソフトブレーン<4779>が上値追いとなっているほか、森永製菓<2201>も上昇した。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

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