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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):夢真HD、ミスミG、安江工務店

夢真HD <日足> 「株探」多機能チャートより
■夢真ホールディングス <2362>  800円  +2 円 (+0.3%)  本日終値
 夢真ホールディングス<2362>が3日続伸。同社は建築現場への人材派遣を主力とするがIT業界向けでも展開力を強めている。21日、連結子会社でビッグデータの利活用を主要事業とするKeepdataが、業務改善と新規ビジネスの確立を支援する新たなビッグデータ分析サービスを提供開始すると発表した。また同日、同社の関連会社でビットコインをはじめとした仮想通貨の取引所運営会社あるBTCボックスがマーチャント・バンカーズ<3121>と資本・業務提携を締結したことも発表しており、これらの材料が株価を刺激する格好となった。

■ミスミグループ本社 <9962>  2,008円  -49 円 (-2.4%)  本日終値
 ミスミグループ本社<9962>が続落。大和証券は21日、同社株の投資判断を「2(アウトパフォーム)」から「3(中立)」へ引き下げた。目標株価は2000円を継続した。FA関連の設備投資回復や新たな流通事業であるVONA事業の伸長により売上高は着実に拡大している。ただ、「株価は売上高成長率を大きく上回って上昇している」ことや「19年3月期の予想PERでも22倍を上回る水準で割安感は小さい」こと、「景況感が好転している状況では、資本財セクター内でのプレミアム縮小が想定される」ことを投資判断引き下げの理由にあげている。

■ホギメディカル <3593>  6,640円  -110 円 (-1.6%)  本日終値
 ホギメディカル<3593>が4日続落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が21日付のリポートで、レーティングは「アンダーウエート」を継続し、目標株価を5430円から5250円へ引き下げたことが嫌気された。同証券では、プレミアム・ブリスターキットなどの新製品の臨床使用は年々着実に増加しているが、実際の発注に至るまでにしばらく時間を要すると指摘。17年3月期営業利益予想を79億円から76億円(会社計画75億2000万円)へ、18年3月期は同70億円から68億円へ引き下げている。

■ニューフレア <6256>  6,530円  -80 円 (-1.2%)  本日終値
 ニューフレアテクノロジー<6256>が4日ぶりに反落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は21日、同社株の目標株価を5400円から5250円に引き下げた。レーティングは「ニュートラル」を継続した。半導体製造装置の電子ビームマスク描画装置で高実績を持つ。同証券では、マルチビーム(MB)方式のマスク描画装置の成否次第で18年3月期以降の業績は大きく変わると予想。そのなか、競合企業がMB装置で一歩リードし将来的なリスクが高まったとし、18年3月期の連結営業利益を91億円から88億円に下方修正している。

■安江工務店 <1439>  2,255円  +400 円 (+21.6%) ストップ高   本日終値
 安江工務店<1439>がストップ高と急騰。値の軽い直近IPO銘柄として物色の矛先が向かっている。愛知県を地盤に住宅リフォームや新築注文住宅の建設、不動産流通事業などを手掛けており、10日にジャスダック市場と名証2部に新規上場した。株価は公開価格(1250円)から約80%上昇しているが、連結PERは13倍程度と依然、割安感がある。あすは、再生可能エネルギー発電事業を手掛けるレノバ<9519>と鶏料理居酒屋「てけてけ」などの運営を行うユナイテッド&コレクティブ<3557>がともに東証マザーズに、ダイレクトマーケティング事業を手掛けるフュージョン<3977>が札証アンビシャスに新規上場を予定しており、IPO銘柄に関心が向かうとの期待も出ている。

■エディア <3935>  2,382円  +319 円 (+15.5%)  本日終値
 エディア<3935>が3連騰。同社は21日、超☆武器娘ファンタジーRPG「ヴィーナス ブレイド」を、マイネット<3928>グループのマイネットエンターテインメントとモブキャスト<3664>が共同運営する「mobcastプラットフォーム」で配信することを決めたと発表した。同タイトルは、会員数80万人を突破したエディアの人気RPG。同日から事前登録と記念キャンペーンを実施しており、ユーザー数拡大などが期待されているようだ。

■AKIBA <6840>  381円  +29 円 (+8.2%)  本日終値
 AKIBAホールディングス<6840>が5連騰。同社はメモリー製品の製造販売を手掛けており、自社開発のフラッシュメモリーを販売するほかOEM供給を展開している。成長市場の開拓にも余念がなく、メモリー技術を駆使してIP系・非IP系のネットワーク入出力機器を束ねデータ出力を行うIoTゲートウェイを開発し、来期以降の業績巻き返しを図る方針。年初には米半導体大手で昨年株価を大変貌させたエヌビディア(NVIDIA)関連の一角として急速に人気化した経緯がある。16日付で信用規制が解除されたのを契機に、投機資金が再流入している。

●ストップ高銘柄
 野村マイクロ <6254>  868円  +150 円 (+20.9%) ストップ高   本日終値
 ナガオカ <6239>  688円  +100 円 (+17.0%) ストップ高   本日終値
 ジェイホールディングス <2721>  720円  +100 円 (+16.1%) ストップ高   本日終値
 キャンバス <4575>  747円  +100 円 (+15.5%) ストップ高   本日終値
 イントラスト <7191>  1,149円  +150 円 (+15.0%) ストップ高   本日終値
 など、6銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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