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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):東芝、楽天、JFE

東芝 <日足> 「株探」多機能チャートより
■東芝 <6502>  224.7円  +41 円 (+22.3%)  本日終値  東証1部 上昇率トップ
 東芝<6502>が商いを膨らませて急反発、信用倍率1.0倍台と強弱感拮抗、需給相場の様相をみせた。米原発事業に絡む巨額損失を受け、稼ぎ頭の半導体事業の分社化を経営再建シナリオの柱として検討中にあるが、一部報道で出資を検討する企業やファンドに新会社の価値を2兆円以上と見積もるように求めたことが伝わっている。売却益の拡大につながる可能性があり、株価にポジティブに働いている。なお、同社は21日、連結子会社の東芝医用ファイナンスの全保有株式をキヤノン<7751>に3月31日付で売却することも発表している。

■楽天 <4755>  1,129.5円  +97 円 (+9.4%)  本日終値  東証1部 上昇率3位
 21日、楽天 <4755> が発行済み株式数(自社株を除く)の8.4%にあたる1億2000万株(金額で1000億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は2月22日から18年2月21日まで。同日、小売電気事業者の登録を受け、電力小売事業に本格参入すると発表した。

■ベクトル <6058>  1,350円  +114 円 (+9.2%)  本日終値  東証1部 上昇率4位
 ベクトル<6058>が反発し、昨年来高値を更新した。同社は21日、マイクロアド(東京都渋谷区)との合弁会社であるニューステクノロジーがプレミアム動画広告「Trend TV」の販売を開始したことを明らかにした。第1弾として、マイクロアドの関連会社であるマイクロアドデジタルサイネージが展開しているデジタルサイネージアドネットワークシステム「MONOLITHS」を通じ、全国に53店舗を持ち、F1・F2層の女性を中心に年間延べ32万人が利用するネイルサロン「ナイスネイル」に設置されたデジタルサイネージに長尺動画広告を配信する。

■日本ケミコン <6997>  340円  +18 円 (+5.6%)  本日終値
 日本ケミコン <6997> が続急伸し、連日で昨年来高値を更新した。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が21日付で同社の投資判断を「ニュートラル(中立)→オーバーウエート(強気)」に引き上げ、目標株価160円→400円に大幅増額したことが買い材料視された。リポートでは、アルミ電解コンデンサーの事業環境が好転していると報告。産機向け、エアコン向け、車載向けの需要が伸びているうえ、円安も業績にプラス寄与すると指摘。また、事業再編による収益最適化を図るなど経営にも変化の兆しが見られることも評価している。

■日本写真印刷 <7915>  3,380円  +120 円 (+3.7%)  本日終値
 日本写真印刷<7915>が反発し昨年来高値を更新。同社が手掛ける3D薄膜センサーが、米アップルの次世代モデル「iPhone8」に採用されるとの観測が出ており、この日も思惑買いが流入している様子だ。信用面では貸借倍率0.07倍と売り長であり、取組妙味膨らんでいる。

■JFE <5411>  2,228円  +65.5 円 (+3.0%)  本日終値
 ジェイ エフ イー ホールディングス <5411> が大幅続伸し、昨年来高値を更新した。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が21日付で同社の投資判断を「ニュートラル(中立)→オーバーウエート(強気)」に引き上げ、目標株価2140円→2800円に増額したことが買い材料視された。リポートでは、外部環境好転による業績急回復局面を迎えると予想。その背景は円安と中国政府の鉄鋼過剰生産設備の廃棄目標引き上げの2点。現状のスプレッド(製品出荷価格と原料購入価格の差)水準が大きく割り込むリスクは小さいとみている。同証券では、17年3月期の連結営業利益を580億円→1070億円(会社計画は800億円)、18年3月期を1100億円→2000億円、19年3月期を1200億円→2300億円に上方修正した。

■大王製紙 <3880>  1,366円  +39 円 (+2.9%)  本日終値
 大王製紙<3880>が続伸、約1カ月ぶりに昨年来高値を更新した。きょうは前日上昇した反動もあって紙パルプセクターは総じて利益確定売りに押されたが、同社株はそのなかで強さをみせた。ここ主要素材に値上げの動きが相次いでおり、製紙業界でも印刷・情報用紙の値上げに動き出す企業が相次いでいる。同社は21日、4月1日出荷分から印刷用紙を1キロ15円(15~20%)以上、情報用紙を10%以上、現行価格から引き上げることを発表しており、これによる利益採算の改善を期待する買いを引き寄せた。

■三井金属 <5706>  393円  +11 円 (+2.9%)  本日終値
 三井金属<5706>が16日につけた昨年来高値を更新。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が21日付のリポートで、レーティングは「ニュートラル」を継続し、目標株価を220円から350円へ引き上げたことが好感された。同証券では、成長コアの候補に触媒と銅箔を挙げており、HDI基板向けでの極薄箔採用の道筋が見えてきたことに加え、それまでは汎用銅箔の収益改善が支えるといった成長路線が再び見えつつある状況を指摘。また、18年3月期に一部HDI基板の採用が確認できれば19年3月期以降の利益成長の核心につながるとしている。17年3月期営業利益予想を従来の220億円から320億円(会社計画320億円)へ、18年3月期は同180億円から380億円へ、19年3月期は同200億円から410億円へそれぞれ見通しを引き上げている。

■日本海洋掘削 <1606>  2,484円  +59 円 (+2.4%)  本日終値
 日本海洋掘削<1606>が3日続伸。21日の取引終了後、連結子会社がガスプロムネフチサハリン(ロシア)との間で、セミサブマーシブル型リグ「HAKURYU-5」によるロシア連邦・サハリン3鉱区での掘削契約を締結したと発表し、業績拡大への期待感から買いが入った。作業開始時期は6月上旬を予定しており、受注金額は約3200万ドルを見込んでいる。なお、同件は18年3月期に計上する予定のため、17年3月期業績に与える影響はないとしている。

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