【通貨】豪ドル週間見通し:やや下げ渋りか、豪中銀2月理事会議事要旨などが材料に
ドル円 <日足> 「株探」多機能チャートより
■弱含み、米ドル安・円高の相場展開の影響受ける
先週の豪ドル・円は弱含み。中国の1月消費者物価指数と1月生産者物価指数は予想を上回ったことから、一時豪ドル買いが優勢となった。しかしながら、16日発表の1月雇用統計で正規雇用は大幅減となったことや米ドル・円相場が週後半に円高方向に振れた関係で対円レートは反落した。取引レンジ:86円30銭-88円18銭。
■やや下げ渋りか、豪中銀2月理事会議事要旨などが材料に
今週の豪ドル・円は、やや下げ渋る展開か。豪準備銀行(RBA、中央銀行)の2月理事会議事要旨の発表などが材料になる。2月理事会声明やロウ総裁の最近の講演では、早期プラス成長回復やインフレの緩やかな上昇見通しが指摘されており、改めて豪ドル買いにつながる可能性がある。一方、米早期利上げ観測が強まる状況では、円売り圧力が勝る見込み。
○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・21日:豪準備銀行の2月理事会議事要旨
・22日:ロウ豪準備銀行総裁が講演
予想レンジ:85円00銭-88円00銭
《FA》
提供:フィスコ