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【材料】扶桑化学が買い気配、今期最高益予想を14%上乗せ、配当も7円増額

 1日、扶桑化学工業 <4368> が17年3月期の連結経常利益を従来予想の83億円→95億円に14.5%上方修正。増益率が13.7%増→30.2%増に拡大し、従来の3期連続での過去最高益予想をさらに上乗せしたことが買い材料視された。

 今期業績の上方修正は11月に続き、2回目。リンゴ酸などの果実酸類や半導体向け超高純度コロイダルシリカ、ナノパウダーの販売好調で売上が計画を上回ることが寄与。円安による為替差益の発生も経常利益を押し上げる。

 業績上振れに伴い、創立60周年記念配当5円と普通配当2円を上積みする形で、今期の期末配当を従来計画の18円→25円(前期期末は記念配当を含め25円)に増額修正したことも支援材料となった。年間配当は43円(前期は35円)になる。

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