【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 扶桑化学、エイチーム、レオン (1日大引け後 発表分)
扶桑化学 <日足> 「株探」多機能チャートより
※4-12月期決算発表の集中期間(1月25日~2月14日)は、“特別体制”で
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1日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。
扶桑化学 <4368> ★今期最高益予想を14%上乗せ、配当も7円増額
◆17年3月期の連結経常利益を従来予想の83億円→95億円に14.5%上方修正。増益率が13.7%増→30.2%増に拡大し、従来の3期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。今期業績の上方修正は11月に続き、2回目。リンゴ酸などの果実酸類や半導体向け超高純度コロイダルシリカ、ナノパウダーの販売好調で売上が計画を上回ることが寄与。円安による為替差益の発生も経常利益を押し上げる。
業績上振れに伴い、創立60周年記念配当5円と普通配当2円を上積みする形で、今期の期末配当を従来計画の18円→25円(前期期末は記念配当を含め25円)に増額修正した。年間配当は43円(前期は35円)になる。
エイチーム <3662> ★上期経常を一転57%増益に上方修正
◆17年1月上期の連結経常利益を従来予想の3億円→9.5億円に3.2倍上方修正。従来の50.5%減益予想から一転して56.8%増益見通しとなった。昨年6月にリリースしたスマホゲーム「ヴァルキリーコネクト」などが好調で売上が計画を上回ったことが寄与。新作ゲームのリリース遅延で広告宣伝費が想定を下回ったことも利益を押し上げた。
MDV <3902> ★前期経常最高益予想を38%上乗せ
◆16年12月期の連結経常利益を従来予想の3億円→4.1億円(前の期非連結は2.8億円)に38.3%上方修正。増益率が7.1%増→48.2%増に拡大し、従来の4期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。好採算のデータ利活用サービスが伸びたことが利益を押し上げた。ただ、採算性の低い電子カルテシステムの販売を一旦見合わせたことで売上は計画を下回った。
レオン <6272> ★今期経常最高益予想を18%上乗せ、配当も2円増額
◆17年3月期の連結経常利益を従来予想の25.7億円→30.4億円に18.3%上方修正。増益率が2.0%増→20.6%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。食品加工機械製造販売事業において国内とアジアでの販売が想定より伸び、売上が計画を上回ることが利益を押し上げる。
業績上振れに伴い、今期の年間配当を従来計画の20円→22円(前期は19円)に増額修正した。
内海造 <7018> [東証2] ★4-12月期(3Q累計)経常は3.5倍増益で着地、通期計画を大幅超過
◆17年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比3.5倍の5億0800万円に急拡大して着地。主力の船舶事業で生産性の効率化やコスト削減などが奏功し、収益が拡大した。年末にかけて円安が進んだことで為替差損が縮小したことなども利益拡大に貢献した。
通期計画の1億2000万円をすでに大きく上回っており、通期上振れが期待される。
フタバ <7241> ★今期経常を63%上方修正
◆17年3月期の連結経常利益を従来予想の24億円→39億円に62.5%上方修正。増益率が3.8倍→6.1倍に拡大する見通しとなった。日米での合理化効果や製品構成の良化が奏功し、採算が急改善する。
株探ニュース