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2017年01月30日15時20分

【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):日立ハイテク、Vテク、日立マクセル

日立ハイテク <日足> 「株探」多機能チャートより
■日立ハイテクノロジーズ <8036>  4,925円  +275 円 (+5.9%)  本日終値
 日立ハイテクノロジーズ <8036> が急反発し、上場来高値を更新した。27日、同社は17年3月期の連結税引き前利益を従来予想の460億円→520億円に13.0%上方修正。従来の5.3%減益予想から一転して7.1%増益を見込み、一気に9期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。今期業績の上方修正は昨年10月に続き、2回目。3次元NANDメモリーなどの需要拡大を背景に、半導体プロセス製造装置や測定装置の販売が伸びることが寄与。

■ブイ・テクノロジー <7717>  17,500円  +970 円 (+5.9%)  本日終値
 ブイ・テクノロジー<7717>が急反発、2006年4月以来10年ぶりの高値圏を走る展開。前週末27日こそ利益確定売りを浴びたが、26日まで5連騰でこの間に株価を4000円弱も上昇させるという驚異的な足をみせた。特定の有機物に電圧をかけると発光する特性を持ち、ポスト液晶を担う次世代ディスプレーとして注目される有機ELだが、その市場が急速に拡大しており関連銘柄の株価を強く刺激している。米アップルは今秋投入するiPhone次期モデルに有機ELパネルを採用する方針にある。現在の有機ELパネルの市場は1兆7000億円前後とみられ、その8割以上がスマートフォン向けであるが、このアップルの英断は業界を色めき立たせた。また、有機ELテレビも店頭価格が低下傾向にあり、市場関係者の間ではいよいよ普及期に入ったとの見方がもっぱらだ。そうしたなか、Vテクは有機EL蒸着プロセスで必須となるファイン・ハイブリッド・マスク(FHM)を手掛け、同関連の中核銘柄として市場の関心が高い。3月までの契約締結を目指し中国メーカーと交渉中で、製造装置一括請負に成功した場合は500億円規模の売り上げが見込めると報じられたが、これに先立ち昨年12月下旬には海外複数社から総額180億円の製造装置の受注を獲得したことを発表しているだけに、業績変貌への期待が同社株の先高期待につながっている。

■マックス <6454>  1,540円  +78 円 (+5.3%)  本日終値
 27日に決算を発表。「4-12月期(3Q累計)経常が12%増益で着地・10-12月期も44%増益」が好感された。マックス <6454> が1月27日大引け後(15:00)に決算を発表。17年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比11.5%増の49.1億円に伸び、通期計画の61.5億円に対する進捗率は79.9%に達し、5年平均の73.0%も上回った。
  ⇒⇒マックスの詳しい業績推移表を見る

■日立マクセル <6810>  2,280円  +115 円 (+5.3%)  本日終値
 日立マクセル <6810> が続急伸し、連日で上場来高値を更新した。27日、同社が発表した直近3ヵ月の実績である17年3月期10-12月期(第3四半期)の連結経常利益が前年同期比44.5%増の28.1億円に拡大したことが買い材料視された。自動車向け光学部品や粘着テープの販売が好調だったほか、家電製品の機種構成の良化や原価低減などが寄与した。円安による為替差益の発生も増益に大きく貢献した。第3四半期累計(4-12月)の同利益は前年同期比9.3%減の51.6億円に減ったが、通期計画の56億円に対する進捗率は92.3%に達した。足元の円安を追い風に業績上振れを期待する買いが向かった。

■ヒューリック <3003>  1,064円  +42 円 (+4.1%)  本日終値
 ヒューリック<3003>が3連騰。午前11時頃に発表した17年12月期連結業績予想で、営業利益600億円(前期比12.4%増)、純利益380億円(同8.8%増)と、連続2ケタ営業増益を見込んでいることが好感された。前期や今期に竣工・取得した物件による不動産賃貸収入の増加が見込まれるほか、販売用不動産の売却収入も貢献する見込み。また、年間配当は前期比1円増の18円を予定しており、これも好材料視されているようだ。なお、16年12月期業績は、売上高2157億8000万円(前の期比26.9%増)、営業利益533億7700万円(同27.0%増)、純利益348億9700万円(同3.7%増)だった。

■三越伊勢丹 <3099>  1,345円  +30 円 (+2.3%)  本日終値
 三越伊勢丹ホールディングス<3099>が4日続伸。27日の取引終了後、自社株取得枠の設定を発表したことを好感する買いが入った。300万株(発行済み株式数の0.8%)、30億円を上限としており、取得期間は30日から3月31日まで。なお、同社が27日発表した17年3月期第3四半期(16年4~12月)の連結営業利益は前年同期比36%減の196億3700万円だった。衣料品や訪日外国人向け販売が伸び悩んだが、アナリストからは「経費削減は順調に進んでおり、決算内容はニュートラル」との見方も出ている。

■アルプス電気 <6770>  3,080円  +65 円 (+2.2%)  本日終値
 アルプス電気<6770>がしっかり。前週末27日の取引終了後、17年3月期の連結業績予想について、売上高を7190億円から7430億円(前期比4.0%減)へ、営業利益を380億円から420億円(同19.7%減)へ、純利益を255億円から310億円(同20.6%減)へ上方修正したことが好材料視されている。第4四半期の想定為替レートを1ドル=100円から110円へ、1ユーロ=110円から117円へ見直したことで、主力の電子部品事業やアルパイン<6816>の車載情報機器の収益が上振れする見通し。また、アルパインの固定費抑制も寄与する。なお、同時に発表した第3四半期累計(16年4~12月)決算は、売上高5518億6500万円(前年同期比6.0%減)、営業利益328億4200万円(同26.6%減)、純利益281億9700万円(同24.2%減)だった。

■サカタのタネ <1377>  3,270円  +60 円 (+1.9%)  本日終値
 サカタのタネ<1377>が反発。岩井コスモ証券は27日、同社株の目標株価を3300円から3800円に引き上げた。投資判断は「A」を継続した。17年5月期第2四半期(16年6~11月)の業績は、採算のよい野菜種子が牽引する格好で好調。ブロッコリーやトマト、ニンジンなどが寄与した。今下期業績は、「為替と天候に左右されるため慎重に予想されたもよう」と指摘。17年5月通期に関しても連結営業利益は75億円と会社予想(70億円)に対して増額修正を見込んでいる。

■デクセリアルズ <4980>  1,255円  +21 円 (+1.7%)  本日終値
 デクセリアルズ<4980>が4日続伸。岩井コスモ証券が前週末27日付のリポートで、投資判断「A」、目標株価1450円でカバレッジを開始したことが好感された。同社の17年3月期は大幅減益予想だが、下期に入り収益環境が改善し、通期予想を上方修正した。同証券では、収益の底打ちが確認できたことで、来期業績の急回復を材料視する展開が期待できるとしており、17年3月期営業利益は33億円(会社計画30億円)、18年3月期は同70億円を見込んでいる。

■新日鐵住金 <5401>  2,806.5円  +39.5 円 (+1.4%)  本日終値
 新日鉄住金<5401>、ジェイ エフ イー ホールディングス<5411>など鉄鋼株が全般下げ相場のなかで強さを発揮。世界的な景況感の回復が鉄や銅など産業資材の需要増加に追い風となっている。米国では10年間で1兆ドル規模のインフラ投資を行う方針をトランプ政権が掲げているほか、中国でも公共投資拡大による景気刺激策に積極的な姿勢を続けており、鉄鋼を取り巻く環境も変わってきた。中国の過剰生産設備の削減も需給改善につながっている。市場では「中国の2017年の粗鋼見掛消費を前年比1.6%増と予想」(国内大手証券)するなど16年に続き増加を見込んでいる。また、日本では2020年に開催する東京五輪関連施設の工事に伴い建設資材需要が増勢、日本鉄鋼連盟によると五輪関連の鋼材需要は最大300万トンと試算しており、これも関連銘柄の株価にポジティブに働いている。

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