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【材料】グリーンペプタイド---がんペプチドワクチンGRN-1201の第2相臨床試験開始を発表

グリンペプ <日足> 「株探」多機能チャートより

グリーンペプタイド<4594>は27日、がんペプチドワクチンGRN-1201の非小細胞肺がんを対象とした、免疫チェックポイント抗体を併用する第2相臨床試験を米国で開始すると発表した。

これまで同社は、米国でGRN-1201のメラノーマ(悪性黒色腫)を対象とする単剤での第1相臨床試験を進めてきており、今後最終的に安全性が確認されることを見込んでいる。今回適応症例を拡大して新たに進める第2相臨床試験は、免疫の働きを高める同社のがんワクチンGRN-1201と、免疫のブレーキを取り除く免疫チェックポイント抗体との併用で行う。これにより、それぞれの効果のシナジーによって、治療効果をさらに高めることが期待されている。

肺がんは、米国では約16万人が、日本では約7万人が死亡しており、がんによる死因の第1位となっている。また近年他社が開発した免疫チェックポイント抗体が承認されたことで、肺がん治療の切り札として大きな期待が寄せられている分野でもあり、同社は今回の試験により、より大きなマーケットにアプローチしていく考えだ。

《TN》

 提供:フィスコ

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