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【市況】米系大手証券、来週の日本経済指標予想

 JPモルガン証券は26日付のリポートで、来週発表される日本経済の主な指標について以下のような見解を掲載している。

 日銀の金融政策決定会合についてリポートでは「来週の最大の注目は日銀の政策決定会合(31日<火>)だ。政策変更は考え難いが、展望レポートでは景気見通しが上方修正されることもあって、黒田総裁の発言が注目される。市場では、国債やETFの購入が早晩、減額されるのではないかとの期待(希望?)が強まっているようだ」 としている。

 一方、主要経済指標につては「来週は月末で指標が多い。注目は火曜日の鉱工業統計だ。当社は日本経済が外需の持ち直しの恩恵を受けて強まっているとみている。製造業活動が今後も上昇を続けるかに注目したい。またGDP予測の観点からは、小売売上げと家計調査からみる個人消費も重要だ。消費の実勢をみる上で、消費者センチメントも重要である。また、1月の新車登録台数は消費関連指標ではもっとも早期に公表される。労働需給の引き締まりは変わらないとみているが、労働力調査と有効求人倍率で確認したい」との見解を示している。

 また、センチメント指標については「当社はごく直近の景気モメンタムを知る上でセンチメント指標を重視している。その中でも商工中金中小企業景況感調査は大企業(日銀短観)と中小企業(景気ウォッチャー調査)の中間的な位置づけで当社は重宝している。1月は先月予想されたほどには悪化していないとみている。サービス業PMIも同様に当社は注目している。住宅着工件数は、マイナス金利の影響で注目される。ただ、そろそろピークを打ったかもしれない」と判断している。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

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