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【特集】テクマトリックス Research Memo(4):キャッシュフローが着実に積み上がり、財務面に問題はない

テクマト <日足> 「株探」多機能チャートより

■2017年3月期第2四半期決算

(2)テクマトリックス<3762>の財務状況

財務状況に問題はない。2015年8月に楽天<4755>からの自社株買いのために2,500百万円の長期借入を行ったため、固定負債が増加したほか、自己株式取得によって自己資本も減少した。その結果、2016年3月期末の自己資本比率は25.1%、2017年3月期第2四半期末では26.7%となった。

第2四半期末での短期を含めた借入金残高の総額は2,550百万円となったが、当該借入金に対する金利負担も低いと聞かれるほか、現金及び預金が4,808百万円あり、財務面にまったく問題はない。

キャッシュフローが着実に積み上がっている点からも財務状況に問題がないことがわかる。 営業活動によるキャッシュフローが前受保守料の増加などにより658百万円の収入 (前年同期は76百万円の支出)、投資活動によるキャッシュフローが有形固定資産の取得による支出などで221百万円の支出(前年同期は119百万円の収入)、財務活動によるキャッシュフローが長期借入金の返済等による支出の増加で327百万円の支出(前年同期は737百万円の支出)となった。以上の結果、現金及び現金同等物の第2四半期末残高は 4,808百万円(前期末は4,698百万円)となり、十分なキャッシュを保有している。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 山田 秀樹)

《HN》

 提供:フィスコ

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