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【経済】中国:子どもの白血病は住宅内装工事と関係か、専門家が指摘


技術系で中国最高の研究機関である中国工程院の鍾南山・院士はこのほど、広東省広州市内で開かれた乳幼児の健康に関するフォーラムで、子どもの白血病の9割が自宅の内装工事に関係しているとの見解を示した。基準値を超えるホルムアルデヒドが病気を誘発するのは確実だと指摘している。香港文匯報が15日伝えた。
鍾氏は今回、「室内の空気と幼児の健康」と題して講演。乳幼児は大部分の時間を室内で過ごすため、自宅の空気の優劣が発育に大きな影響を与え、病気を誘発する恐れがあると警鐘を鳴らした。
鐘氏によると、夏に病気になる子どもが多いのは、エアコンのフィルターに多数のダニが付着しているため。広州市では、ダニ過敏症でぜんそくを発症する児童の数が過去20年間で2倍に急増しているという。また、肺炎で死亡した5歳以上の児童のうち、50%が室内の粒子状物質が原因だった。
鐘氏はまた、中国環境保護協会の資料をもとに、白血病にかかった子どものうち90%は、自宅で内装工事が行われていたと指摘。また、中国の80%の家庭でホルムアルデヒドが基準値を超えており、室内の環境による死者は年間11万1000人にも上るという。

【亜州IR】

《ZN》

 提供:フィスコ

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