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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):Sケアメッセ、オープンドア、タカラトミー

Sケアメッセ <日足> 「株探」多機能チャートより
■Sケアメッセ <2400>  2,881円  +500 円 (+21.0%) ストップ高   本日終値
 SOMPOケアメッセージ <2400> [JQ]がストップ高。16日、同社が特別支配株主のSOMPOホールディングス <8630> による株式等売渡請求を承認すると発表したことが買い材料視された。SOMPOホールディングスは同社の議決権比率94.64%の株式を持つ特別支配株主。売り渡し価格は3500円で、本日の株価はこれにサヤ寄せする形で上値を切り上げている。SOMPOホールディングスは同社の全株式を取得し、完全子会社化したうえで、同社の収益構造を改善していく諸施策を実行する方針としている。なお、同社は17年1月16日付で上場廃止となる。

■オープンドア <3926>  3,025円  +184 円 (+6.5%)  本日終値  東証1部 上昇率6位
 オープンドア<3926>が急伸。同社はきょう、海外ホテル比較サービスで米エアビーアンドビーが運営するコミュニティ主導型マーケットプレイス「エアビーアンドビー」との連携を開始したと発表。これによる利用者拡大などが期待されているようだ。「エアビーアンドビー」は、世界191カ国3万4000以上の都市で、アパートやヴィラから城、ツリーハウスにいたるまで数百万軒の宿泊場所を掲載している。オープンドアが運営する「トラベルコちゃん」は今回の連携により、既存の海外ホテルの宿泊プランに加えて、アパートやヴィラなど幅広い宿泊プランも同一条件で一括検索・比較することが可能なサービスを提供できる。

■タカラトミー <7867>  1,210円  +71 円 (+6.2%)  本日終値  東証1部 上昇率7位
 タカラトミー<7867>が全体軟調相場に逆行して大幅高、年初来高値を更新した。東海東京調査センターが16日付で同社株のレーティングを「アウトパフォーム」継続で目標株価を1300円から1600円に引き上げており、これを手掛かりとする買いを呼び込んだ格好だ。同調査センターでは、同社の好調な上期決算と下期以降の商品ラインアップを踏まえ、個別商材の売上高予想を見直し、業績予想を上方修正した。17年3月期の通期業績は営業利益段階で従来予想の65億円から72億4400万円(前期比2.7倍)に増額している。

■シーズHD <4924>  3,345円  +130 円 (+4.0%)  本日終値
 シーズ・ホールディングス<4924>が頑強、年初来高値を更新した。16日付で三菱UFJモルガン・スタンレー証券がレーティング「オーバーウエート」継続、目標株価を3100円から3500円へ引き上げた。日本市場で特徴のある商品を他社製品との併用で提案する「一品主義」の化粧品事業や中国人顧客の化粧品需要により、第2四半期以降の業績上振れ余地が高いと指摘。17年7月期は通期連結営業利益で会社側計画の76億円(前期81億9200万円)に対して従来予想の83億1000万円から91億円へ、18年7月期は90億円から98億円へ引き上げている。

■アルデプロ <8925>  150円  +5 円 (+3.5%)  本日終値
 アルデプロ<8925>が急伸したほか、イントランス<3237>も高い。全体相場は主力株に買い疲れ感がみられるなか、中小型材料株の一角に物色の矛先が向いている。そのなか、低位の不動産流動化関連がここ動意含みだ。アルデは事業再生ADRを経て経営再建を果たし、17年第1四半期の営業利益は前期比71.2%増の6300万円と回復色をみせている。イントランスは都心を中心に不動産再生ビジネスを行い17年3月期営業利益は前期比倍増の8億7000万円を見込んでいる。

■クスリアオキ <3549>  5,190円  +150 円 (+3.0%)  本日終値
 クスリのアオキホールディングス<3549>が続伸し新高値。大和証券は16日、同社株のレーティングを「3(中立)」から「2(アウトパフォーム)」へ引き上げた。目標株価は6000円(従来6500円)としている。17年5月期第2四半期(16年5月21~11月20日)の連結営業利益は、前年同期比19.4%増の56.6億円と会社計画を上回るポジティブな内容だった。新店が好調だったほか、大幅な粗利益率の改善が寄与した。薬価引き下げで調剤部門が苦戦したが、ドラッグストア部門は順調だった。同証券では17年5月通期の連結営業利益は会社予想90億5600万円に対し103億円(前期比14%増)への増額修正を予想。18年5月期は同126億円と連続増益を見込んでいる。

■日本パーカライジング <4095>  1,420円  +41 円 (+3.0%)  本日終値
 16日、日本パーカライジング <4095> が発行済み株式数(自社株を除く)の2.13%にあたる270万株(金額で40億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は12月20日から12月30日まで。

■スタートトゥデイ <3092>  1,957円  +53 円 (+2.8%)  本日終値
 スタートトゥデイ<3092>が続伸し新高値。ドイツ証券は16日、同社株の投資判断の「ホールド」を継続するとともに、目標株価は1860円から1890円に引き上げた。同証券では、ファッションEC(電子商取引)の勝ち組として成長が継続するとの見方を継続。17年3月期の連結営業利益は会社予想221億円に対し、252億円(従来予想248億円)を予想。18年3月期は同289億円、19年3月期は同315億円と増益基調が続くと予想している。

■横河電機 <6841>  1,690円  +25 円 (+1.5%)  本日終値
 横河電機<6841>が3日続伸で連日の年初来高値更新。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が16日付で、投資判断「ニュートラル」を継続しつつ、目標株価を1490円から1710円へ引き上げたことが好材料視されている。17年3月期第3四半期以降の為替前提を1ドル=100円から110円へ変更したことに伴い、17年3月期営業利益を322億円から344億円へ、18年3月期を同379億円から406億円へ上方修正したことが要因。また、主力の制御事業におけるアフター中心の受注獲得による安定的な売り上げ成長と、コスト削減によって、中期的に増益基調が続くとの見方に変更はないとしている。

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