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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):MSジャパン、マーキュリア極楽湯

MSジャパン <日足> 「株探」多機能チャートより
■MS-Japan <6539>  2,895円  +500 円 (+20.9%) ストップ高   本日終値
 MS-Japan<6539>やシンシア<7782>、G-FACTORY<3474>など直近IPO銘柄が高い。日経平均株価が軟調に推移するなか、これまでの銀行など大型株から値動きの軽い直近IPO銘柄に物色資金がシフトしている格好だ。MS-Japanは前週末に比べ約19%高と急伸。15日に東証マザーズに上場し、この日で取引開始から3日目。弁護士や公認会計士など専門性の高い士業や、経理や法務といった企業の管理部門経験者に特化した人材紹介を手掛けている。シンシアは16日に東証マザーズに上場し、この日で2日目。同社はコンタクトレンズの製造・販売を手掛けており、株価は一時、同17%上昇している。G-FACTORY<3474>は、9月30日に東証マザーズに上場。外食事業者の出退店支援サービスとウナギ専門ファーストフード店「名代 宇奈とと」を展開。13日に12月31日を基準日として1対5株の株式分割を発表したことが好感されており、株価はこの日も一時15%高に買われた。

■マーキュリア <7190>  4,070円  +700 円 (+20.8%) ストップ高   本日終値
 16日、マーキュリアインベストメント <7190> [東証2] が12月31日現在の株主を対象に1→3の株式分割を実施すると発表したことが買い材料。最低投資金額が現在の3分の1に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。

■極楽湯 <2340>  995円  +150 円 (+17.8%) ストップ高   本日終値
 極楽湯<2340>が急反発。前週末16日の取引終了後、中国・上海を拠点に商業施設の開発などを手掛ける東渡国際グループ(上海市)と、上海市青浦区に温浴施設をフランチャイズ形式で出店することで合意したと発表しており、中国展開強化につながるとの見方から買いが入っているようだ。東渡国際グループは現在、上海市青浦区にショッピングモール「東渡蛙城」を開発しており、このショッピングモールの4階の一部と5階に約6000平方メートルの温浴施設を計画しているという。同施設が完成すれば、上海市では直営2店舗に続く、3店舗目の出店となり、また、フランチャイズとしては青島、無錫に続く3店舗目となるという。

■ミナトホールディングス <6862>  114円  +16 円 (+16.3%)  本日終値
 ミナトホールディングス<6862>が急動意。低位株物色人気に乗り、5カ月半ぶりの高値圏に浮上してきた。ビッグデータの普及やIoT社会の進展を背景に、収益環境は追い風局面にあり、企業のIT投資意欲を映し電子デバイスやタッチパネルなどの関連需要を取り込んでいる。17年3月期は営業損益段階で1億1700万円と黒字化を見込んでいる。筆頭株主として日本証券金融が5%弱の株式を保有、需給面での思惑も根強い。

■アクセルマーク <3624>  1,148円  +150 円 (+15.0%) ストップ高   本日終値
 アクセルマーク<3624>がストップ高。同社はきょう、ステイト・オブ・マインド(東京都渋谷区)と共同で、公式ライセンスを取得したゲームキャラクターの衣装を製作・販売する「コスプレ事業」に参入すると発表した。ステイト・オブ・マインドは、国内初の1点から縫製職人にファッションアイテムを依頼できるマッチングプラットフォーム「nutte(ヌッテ)」を運営している企業。アクセルマークは既存事業であるゲーム事業の周辺領域での事業展開を推進しており、「コスプレ事業」はその第1弾となる。なお、既に公開している「coscrea(コスクレア)」のティザーサイトによれば、17年のリリースを予定している。

■G-FACTORY <3474>  5,750円  +640 円 (+12.5%)  本日終値
 G-FACTORY<3474>が急騰、連日の新高値に買われた。同社は外食事業者の出退店支援サービスとウナギ専門ファーストフード店「名代 宇奈とと」を展開。9月30日に東証マザーズに新規上場し、公開価格(3240円)に対し初値は5000円をつけた。その後、売り優勢で先月15日に3640円まで値を下げたが、ここへきて一気に値を上げている。13日に12月31日を基準日として1対5株の株式分割を発表したことを機に見直し買いが流入した。また、16年12月期の連結経常利益は前期比49%増の4億700万円の見通しだが、直近発売の「会社四季報」の新春号では17年12月期の同利益は5億4000万円と予想しており、業績拡大期待も買い材料視されている様子だ。

■日本アジアグループ <3751>  448円  +24 円 (+5.7%)  本日終値  東証1部 上昇率10位
 日本アジアグループ<3751>が3日続伸。午前11時ごろ、子会社国際興業が上下水道事業を中心とした建設コンサルタントの日水コン(東京都新宿区)と業務提携契約を締結したと発表しており、業績への貢献を期待した買いが入っている。今回の提携は、水需給や水防災、水環境を核としながら、地域の「水」と「地域」の各種課題を解決する水・エリアマネジメントビジネスを展開するのが狙い。水循環のスマートネットワークの確立によって、地域全体の生活最適化を目指すさまざまなサービスを共同展開するとしており、日水コンの水コントロール技術と国際航業のセンサー解析技術を駆使し、水のスマート化技術の確立などに取り組むとしている。

■日本アジア投資 <8518>  621円  +33 円 (+5.6%)  本日終値
 日本アジア投資<8518>が上昇。中国全土で公開されているアニメ映画「君の名は。」の興行収入が17日、日本円で約90億円に達し、中国で上映された日本映画の興行成績記録を更新したことが伝わっている。これまでの最高は2015年公開のアニメ映画「STAND BY ME ドラえもん」であり、2日から公開が始まった「君の名は。」は、これを2週間あまりで更新した。アジア投資は投資先でスマートフォン向けコンテンツビジネスなどを中国展開するアクセスブライトが、「君の名は。」の配給・配信権利を取得していることから、関連有力株として断続的に投機資金を呼び込む展開となっている。

■放電精密加工研究所 <6469>  1,274円  +60 円 (+4.9%)  本日終値
 放電精密加工研究所<6469>が続急伸。同社は金属放電加工を手掛け、増産指向にある航空機業界のエンジン部品などの需要を享受している。また、世界的な環境保全ニーズを反映して排ガス浄化装置用金型も追い風が強い。業績は回復途上にあり、10月前半に17年2月期上期の利益上振れ着地などを買い手掛かりに短期資金が流入、高値1480円まで値を飛ばした経緯があるが、その後も13週移動平均線をサポートラインとする強力な下値切り上げ波動を形成している。

●ストップ高銘柄
 シンシア <7782>  2,728円  +500 円 (+22.4%) ストップ高   本日終値
 メイコー <6787>  914円  +150 円 (+19.6%) ストップ高   本日終値
 など、7銘柄

●ストップ安銘柄
 ETFSパラ <1675>  6,500円  -1,660 円 (-20.3%) ストップ安   本日終値
 以上、1銘柄

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