【通貨】豪ドル週間見通し:下げ渋りか、景気減速懸念後退で売り圧力弱まる
ドル円 <日足> 「株探」多機能チャートより
■やや強含み、中国経済指標の改善や雇用増などが好感される
先週の豪ドル・円はやや強含み。中国の11月鉱工業生産、11月小売売上高が予想を上回ったことや11月雇用統計で失業率は悪化したが、正規就業者が大幅に増えたことが好感され、豪ドル買いが優勢になった。米ドル・円が一時118円台後半まで円安になったことも影響したようだ。取引レンジ:85円74銭-87円54銭。
■下げ渋りか、景気減速懸念後退で売り圧力弱まる
今週の豪ドル・円は下げ渋る見通し。11月の正規就業者が大幅増となったことで、景気減速への懸念は後退し、豪ドル売りの圧力は多少弱まる見込み。米ドル高・円安継続の可能性があることも対円レートを下支えするとみられる。有力な経済指標の発表予定はないが、豪準備銀行の12月理事会議事要旨発表が手掛かり材料になりそうだ。
○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・20日:豪準備銀行12月理事会議事要旨
予想レンジ:85円00銭-88円00銭
《FA》
提供:フィスコ