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【市況】9日の中国本土市場概況:上海総合0.5%高と反発、金融株が相場けん引

上海総合 <日足> 「株探」多機能チャートより

9日の中国本土市場は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比17.52ポイント(0.54%)高の3232.88ポイントと反発した。上海A株指数も上昇し、18.45ポイント(0.55%)高の3385.15ポイントで取引を終える。一方、外貨建てB株相場は値下がり。上海B株指数は0.99ポイント(0.28%)安の349.55ポイント、深センB株指数は2.48ポイント(0.21%)安の1162.52ポイントで終了した。

安寄り後に上昇する。「国有企業改革」の進展期待が高まった。プロジェクトを推進している中央企業は近く、進ちょく状況を報告する予定となっている。朝方公表された11月の中国物価統計では、消費者物価指数(CPI)と生産者物価指数(PPI)がそろって予想を上回っている。中国景気の底堅さが意識された。

金融株が相場をけん引。中国銀行(601988/SH)が2.0%高、中国人寿保険(601628/SH)が4.1%高で引けた。中国銀行に関しては、同行を含む中国企業がドイツ銀行に資本参加するもよう??と伝わったことも支援材料となっている。国有企業改革の期待で、ゼネコン株も軒並み上昇。なかでも、中国建築(601668/SH)は8.7%高と上げが目立っている。鉄鋼株も急伸。大手の宝鋼(600019/SH)は4.6%高の6.90人民元と続伸し、約1年3カ月ぶりの高値水準を切り上げた。不動産株や石油関連株などもしっかり。

【亜州IR】

《ZN》

 提供:フィスコ

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