【市況】東京株式(前引け)=続落も売り一巡後は押し目買いに下げ渋る
日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
きょう前場の東京株式市場は、海外株安や円高基調の為替相場を嫌気して売り先行、あすのOPEC総会や週末の11月の米雇用統計発表などを控え、利益確定を優先する動きが出た。ただ売り一巡後は押し目買いが入り底堅さを発揮している。前日の押し目形成場面では日銀が後場に700億円強のETF買いを入れるなどで持ち直し、TOPIXは12連騰を記録したこともあって、買い安心感から下値を拾う動きが観測される。売買代金は前場段階で1兆円を下回っている。
個別ではソフトバンクグループ<9984>がしっかり、売買代金トップの三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>も買いが先行している。日本アジア投資<8518>が続急騰、ダイワボウホールディングス<3107>、パナソニック<6752>なども高い。安永<7271>はストップ高、イマジカ・ロボット ホールディングス<6879>も物色人気となった。半面、ファーストリテイリング<9983>が軟調、東京海上ホールディングス<8766>も下落した。ネクソン<3659>、ダイセル<4202>が安く、ジャパンディスプレイ<6740>も値を下げた。アイロムグループ<2372>、ワイエイシイ<6298>の下げも目立つ。
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)