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【注目】今週の「妙味株」一本釣り! ─ コムチュア

コムチュア <日足> 「株探」多機能チャートより

●コムチュア <3844>  【目標株価】3700円(11日終値3155円)

「AIやIoT分野を開拓し成長路線走る」

 コムチュア <3844> の3200円前後でのもみ合い場面は仕込み妙味十分。強力な戻り相場に向けたスタート地点となりそうであり、まずは11月1日に開けたマドを埋めて3700円近辺への戻りを狙う。

 情報システム構築分野が主力で、グループウエア開発では業界トップクラス。クラウド導入支援ビジネスが好調で業績を牽引、ビッグデータ人工知能(AI)分野でのコンサルティングサービスでも実力を発揮する。13年3月期以降、連結業績は増収増益基調が続いており、17年3月期は営業利益段階で前期比16%増益の15億円見通し。19年3月期を最終年度とする中期経営計画では営業利益20億2000万円を掲げる。3700円マド埋め後は、早晩4000円大台に再チャレンジの時を迎えよう。

 直近ではIoTを活用した防災や地方創生支援ビジネスでITbook <3742> [東証M]と提携するなど、時流を捉えた協業体制にも前向きな姿勢をみせる。

●メック <4971>  【目標株価】1200円(11日終値932円)

「足もと業績は順調、時価は売られ過ぎ感も」

 メック <4971> は電子基板向けの薬品メーカー。スマートフォンやタブレットPCなどのパッケージ基板向けに高いシェアを持つ超粗化剤「CZシリーズ」の開発を加速させ積極的に販売を進めているほか、高密度配線パターンを実現する「EXEシリーズ」はディスプレー向けに加えてHDI基板向けにも広がっている。

 足もとの業績は順調に推移しており、10月28日に発表した17年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結営業利益は10億2100万円(前年同期比3.2%増)で、通期計画20億円に対する進捗率は51.1%となった。第2四半期決算発表後の株価は目先の材料出尽くし感から調整色を強めたが、75日移動平均線を下回る時価は売られ過ぎ感が強い。今後も電子基板の高密度化が同社の追い風となりそうなことを考えると、投資妙味がありそうだ。

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