市場ニュース

戻る
 

【市況】東京株式(大引け)=1092円高、新大統領への不安心理後退で買い戻し

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 10日の東京株式市場は前日の大幅安から一転して急反騰態勢をみせ、日経平均株価は1000円を超える上昇で着地した。

 大引けの日経平均株価は前日比1092円88銭高の1万7344円42銭と急反発。東証1部の売買高概算は32億33万株、売買代金概算は3兆4125億5000万円。値上がり銘柄数は1935、対して値下がり銘柄数は48、変わらずは3銘柄だった。

 きょうの東京市場は前日の米国株市場が大幅高で3日続伸したこともあって、リバウンド期待の買いが朝方から優勢となった。前日に米大統領選でトランプリスクが意識され日経平均は大幅安となったが、その流れが一夜明けて反転した。外国為替市場で為替が1ドル=105円台に円安に振れたことも投資家心理の改善に寄与、輸出株に幅広く買いが入ったほか、銀行や保険など金融関連株が買い戻され、全体の地合いを牽引した。あすにオプションSQ算出を控え、これに絡んだ買いも全体相場の上昇を助長したとの見方も出ている。

 個別では、トヨタ自動車<7203>が急伸、ソニー<6758>も物色人気、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも一斉高となった。第一生命ホールディングス<8750>、T&Dホールディングス<8795>など保険株も上昇。ブイ・テクノロジー<7717>が値を飛ばし、SUMCO<3436>も大幅高。竹内製作所<6432>は値上がりトップに買われた。

 半面、コロプラ<3668>が急落、ワコム<6727>、明治ホールディングス<2269>も大きく値を下げた。NOK<7240>も安い。石川製作所<6208>、東京計器<7721>なども利益確定売りに下落した。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

株探からのお知らせ

    日経平均