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2016年11月02日11時41分

【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:伊藤忠テクノ、日ハム、昭電工

伊藤忠テクノ <日足> 「株探」多機能チャートより
■日本デジタル研究所 <6935>  2,411円  +377 円 (+18.5%)  11:30現在  東証1部 上昇率2位
 日本デジタル研究所 <6935> が連騰し年初来高値を更新した。10月31日、同社の前沢和夫社長の資産管理会社ジェイ・ディ・エル技研がMBO(経営陣による買収)を実施し、株式を非公開化すると発表したことが引き続き材料視された。TOB価格が前日終値を19.0%上回る1株2420円とあって、本日もこれにサヤ寄せする形となった。買付期間は11月1日から12月20日まで。予定通りTOBが実施された場合、同社は上場廃止となる見通し。

■伊藤忠テクノ <4739>  2,851円  +244 円 (+9.4%)  11:30現在  東証1部 上昇率3位
 1日、伊藤忠テクノソリューションズ <4739> が決算(国際会計基準=IFRS)を発表。17年3月期上期(4-9月)の連結税引き前利益が前年同期比49.7%増の89.1億円に拡大して着地したことが買い材料視された。コンビニ向け店舗システム案件の受注が伸びた流通・エンタープライズ事業の収益が急拡大したことが寄与。情報通信事業の伸長も大幅増益に貢献した。

■日本ハム <2282>  2,699円  +176 円 (+7.0%)  11:30現在  東証1部 上昇率4位
 1日、日本ハム <2282> が17年3月期の連結税引き前利益を従来予想の440億円→470億円に6.8%上方修正。増益率が36.9%増→46.2%増に拡大し、2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料。食肉販売数量の伸長に加え、加工事業の生産性向上が利益を押し上げる。不採算だった米国子会社の養豚事業売却なども上振れに貢献する。

■昭和電工 <4004>  1,453円  +92 円 (+6.8%)  11:30現在  東証1部 上昇率5位
 1日、昭和電工 <4004> が決算を発表。16年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結経常利益は前年同期比20.6%減の206億円に減ったものの、直近3カ月の7-9月期の同利益は前年同期比30.2%増の136億円に拡大したことが買い材料。7-9月期は石油化学事業が原油価格の下落によるナフサなどの原料価格の低下で採算が急改善した。基礎化学品や機能性化学品の増益も寄与した。1-9月期の経常利益が通期計画の230億円に対する進捗率は89.6%に達しているうえ、1-3月期を底にV字回復しているだけに、通期業績の上振れが期待する買いが向かった。

■イリソ電子工業 <6908>  6,200円  +370 円 (+6.4%)  11:30現在  東証1部 上昇率6位
 イリソ電子工業<6908>は小幅続伸。同社は1日の取引終了後、17年3月期の連結業績予想について、売上高を383億円から364億円(前期比4.7%減)へ、営業利益を69億円から65億5000万円(同0.3%減)へ、純利益を51億円から44億円(同8.8%増)へ下方修正した。急激な円高の進行に加えて、中華・韓国圏での同社製コネクタの搭載車の需要が減少していることが響く。また、熊本地震における同地区の半導体工場被災で、顧客が生産を減少させたことも影響するとしている。

■伊藤米久HD <2296>  1,056円  +55 円 (+5.5%)  11:30現在  東証1部 上昇率7位
 1日、伊藤ハム米久ホールディングス <2296> が17年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の90億円→119億円に32.2%上方修正したことが買い材料視された。加工食品事業でコスト削減や経営統合に伴うシナジー効果が寄与し、採算が想定以上に改善した。上期上振れに伴い、通期の同利益も従来予想の195億円→220億円に12.8%上方修正した。業績好調に伴い、今期の期末一括配当を従来計画の12円→15円に増額修正したことも支援材料となった。

■ゴールドウイン <8111>  5,010円  +230 円 (+4.8%)  11:30現在
 ゴールドウイン<8111>が反発。同社は1日の取引終了後、17年3月期の第2四半期累計(4~9月)連結業績予想の修正を発表。売上高を252億円から264億6000万円(前年同期比1.6%増)へ、営業利益を3億4000万円から6億8000万円(同58.5%増)へ、純利益を2億5000万円から5億9000万円(同2倍)へ上方修正、これを好感した。「ザ・ノース・フェイス」、「へリー・ハンセン」、「カンタベリー」や「ブラックアンドホワイト」ブランドの販売が総じて堅調に推移し、直営店を中心とするリテール売り上げの拡大や返品・値引などの販売ロスを削減したことも利益を押し上げている。

■ヤフー <4689>  421円  +18 円 (+4.5%)  11:30現在
 ヤフー<4689>が急速上値追い。同社は1日取引終了後に17年3月期第2四半期累計の連結決算を発表、売上高4095億9500万円(前年同期比64.6%増)、営業利益1003億8500万円(同33.9%減)、最終利益691億1900万円(同44.6%減)だった。アスクル<2678>などの連結対象化で売上高に業容拡大効果は出ているものの、利益面ではアスクルの再評価益や先行投資負担が足を引っ張り大幅減益に。ただ、株価は底値もみ合いで既にこれを織り込んでおり、想定内の減益であったことから買い戻しを誘発するかたちとなった。

■新日鐵住金 <5401>  2,156.5円  +85.5 円 (+4.1%)  11:30現在
 新日鉄住金<5401>が反発。同社は1日取引終了後、17年3月期第2四半期累計(16年4~9月期)の連結決算を発表した。売上高2兆1607億9300万円(前年同期比13.8%減)、営業利益178億3000万円(同81.9%減)、最終利益110億900万円(同90.8%減)と低調だったが、株価は事前に織り込みが進んでおり、買い戻しを誘発した。17年3月期通期の連結最終利益については前期比58.7%減の600億円になるとの見通しを発表している。原料炭の価格が高止まりしていることや円高デメリットが利益を押し下げる見込み。今期の経常利益予想については既に発表している(前期比35.3%減の1300億円の見通し)が変更はない。下期は原料炭上昇の価格転嫁をどう進めていくかに市場の関心が集まる。

■VIX短先物 <1552>  234円  +9 円 (+4.0%)  11:30現在
 国際のETF VIX短期先物指数<1552>が大幅に6日続伸。同ETFは「恐怖指数」と称される米VIX指数とリンクしている。米紙ワシントンポストとABCテレビが発表した大統領選の世論調査で共和党のトランプ氏の支持率が民主党のクリントン氏をわずかに上回ったことが判明。これを受け、トランプリスクが再燃し、同指数を買う動きが強まっている。1日の米VIX指数は一時、前の日に比べ19%高の20.43に上昇している。

■加賀電子 <8154>  1,533円  +46 円 (+3.1%)  11:30現在
 1日、加賀電子 <8154> が発行済み株式数(自社株を除く)の3.54%にあたる100万株(金額で15億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は11月8日から17年3月30日まで。同時に決算を発表。17年3月期上期(4-9月)の連結経常利益が前年同期比31.2%減の30.4億円で着地したが売り材料視されなかった。

■キッツ <6498>  645円  +16 円 (+2.5%)  11:30現在
 キッツ<6498>が前日の大幅高の余勢を駆って続伸、連日の年初来高値で全体地合いとは無縁の上昇波を形成した。同社はバルブ専業メーカーで国内最大手。10月31日取引終了後に発表した17年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算は、売上高が549億4100万円(前年同期比8.5%減)と減収を余儀なくされたものの、営業利益は42億9300万円(同19.0%増)と2割近い増益を確保し、これが買いを呼び込んだ。株式需給面では信用取組は大幅に売り長であり、信用倍率は0.2倍。上昇加速局面ではミニ踏み上げ相場の様相を呈し、上げ足を助長するかたちとなっている。

■扶桑化学工業 <4368>  2,220円  +46 円 (+2.1%)  11:30現在
 1日、扶桑化学工業 <4368> が17年3月期の連結経常利益を従来予想の74億円→83億円に12.2%上方修正。増益率が1.4%増→13.7%増に拡大し、従来の3期連続での過去最高益予想をさらに上乗せしたことが買い材料。好採算の超高純度コロイダルシリカやナノパウダーの販売好調が寄与。円高による果実酸類の原材料価格や商品輸入価格の低下も利益を押し上げる。

■インベスターズクラウド <1435>  3,920円  +75 円 (+2.0%)  11:30現在
 インベスターズクラウド<1435>が反発。同社は1日、不動産賃貸仲介サービス事業を手掛けるエイブル(東京都港区)と業務提携したと発表。これが買い手掛かりとなっているようだ。この提携により、同社は子会社が開発を行うIoT機器スマートドアホン「TATERU kit」を導入したスマートアパートをエイブルの顧客に提案。今後は相互の事業領域と戦略を補完し、不動産の賃貸や管理・活用に関わる幅広いサービスの実現とスマートアパートの提供を加速するとしている。

■コナミホールディングス <9766>  4,235円  +80 円 (+1.9%)  11:30現在
 コナミホールディングス<9766>、テックファームホールディングス<3625>が急動意、日本金銭機械<6418>、アドアーズ<4712>などカジノ関連が全般悪地合いに逆行高。「統合型リゾート(IR)整備推進法案」、通称カジノ法案の今国会での成立にマーケットの期待が集まっている。これまで慎重だった公明党が審議入りに柔軟な姿勢を見せていることもあって俄然テーマ性が再燃している。そのなか、2日付の日本経済新聞が、自民党がカジノ法案について9日にも衆議院で審議入りさせる方針を固めたと報じており、これが改めて関連銘柄の株価を強く刺激する格好となっている。

●ストップ高銘柄
 オウチーノ <6084>  1,402円  +300 円 (+27.2%) ストップ高買い気配   11:30現在
 セキュアヴェイル <3042>  578円  +79 円 (+15.8%) 一時ストップ高   11:30現在
 白鳩 <3192>  784円  +100 円 (+14.6%) ストップ高   11:30現在
 以上、3銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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