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2016年10月26日05時00分

【注目】前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

IHI <日足> 「株探」多機能チャートより

■IHI <7013>  273円 (-29円、-9.6%)

 東証1部の下落率トップ。IHI <7013> が急反落。24日の取引終了後、17年3月期の連結業績予想について、売上高を1兆5200億円から1兆5000億円(前期比2.6%減)へ、営業利益を580億円から380億円(同72.4%増)へ、最終損益を220億円の黒字から収支均衡(前期15億2900万円の黒字)へそれぞれ下方修正したことが嫌気された。前提為替レートを1ドル=105円から100円へ、1ユーロ=115円から110円へ変更した影響に加えて、シンガポール向けドリルシップ船体建造工事、ノルウェー向け洋上浮体式石油生産貯蔵積出設備(FPSO)船体建造工事、国内向けLNG船用SPBタンク建造工事(4タンク×4隻)の3つの工事で新たな課題が発現・認識されたことで、それに対応する追加コストを見込んだことが要因としている。また、業績予想の修正に伴い、従来、中間・期末各3円の年6円を予定していた配当を無配にするとあわせて発表したことも嫌気された。なお、同社が無配となるのは、09年3月期以来8期ぶりとなる。

■タカラレーベン <8897>  714円 (-64円、-8.2%)

 東証1部の下落率3位。タカラレーベン <8897> が大幅反落。24日の取引終了後に発表した第2四半期累計(4-9月)連結決算は、売上高371億2000万円(前年同期比39.9%増)、営業利益29億9400万円(同65.2%増)、純利益15億4900万円(同77.0%増)と大幅増益だったものの、7-9月期では営業損益が赤字に転落しており、これを嫌気した売りが出た。不動産価格の高騰で契約率が伸び悩み、営業費用を吸収しきれなかったもよう。なお、17年3月期通期業績予想は、売上高1050億円(前期比37.7%増)、営業利益150億円(同98.3%増)、純利益90億円(同2.1倍)の従来予想を据え置いている。

■JSR <4185>  1,578円 (-83円、-5.0%)

 JSR <4185> が急落。同社は24日に17年3月通期の業績予想の下方修正を発表した。売上高は従来予想の3950億円から3670億円(前期比5.1%減)としたほか、純利益は245億円から210億円(同12.7%減)に修正した。為替レートを1ドル=110円から100円に見直したことが響くほか、電子材料の販売価格下落も収益悪化要因となる。ドイツ証券は25日、この発表を受け想定為替レートの見直しで株価は底打ち感を示す、との見方から投資判断の「バイ」を継続しているが、25日の株価は売りが先行した。

■ゼンリン <9474>  1,835円 (-44円、-2.3%)

 ゼンリン <9474> が反落。同社は24日の取引終了後、17年3月期の第2四半期累計(4-9月)連結業績予想の修正を発表。売上高を250億円から247億8000万円(前年同期比0.2%増)へ、営業損益を収支均衡から3億8000万円の赤字(前年同期1億7600万円の黒字)へ、最終損益を1億円の黒字から3億9000万円の赤字(同1億1900万円の黒字)へ修正、これを嫌気した。下期に予定していた一部費用が第2四半期に発生したことなどが影響した。

※25日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

株探ニュース

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