市場ニュース

戻る
2016年10月18日15時33分

【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):不動テトラ、五洋建、三井不

不動テトラ <日足> 「株探」多機能チャートより
■不動テトラ <1813>  184円  +5 円 (+2.8%)  本日終値
 不動テトラ<1813>が続伸、年初来高値を更新した。地盤改良工事では地盤沈下対策や液状化対策などで案件を確保、豊富な手持ち工事が収益を中期的に牽引する。一方、土木工事は新東名高速道路や震災復興に絡むトンネルや橋梁工事が寄与している。また、安倍政権が打ち出した事業規模28兆円に及ぶ新経済対策では「21世紀型のインフラ整備」分野に10兆7000億円の予算が計上されている。そのなか、訪日客拡大に向けた大型クルーズ船受け入れのための港湾整備などが掲げられているほか、港湾の国際競争力強化を目的とした“国際戦略港湾”が海洋土木関連株に大きなビジネスチャンスをもたらしており、海洋土木分野も得意とする同社の収益環境には追い風が強い。

■五洋建設 <1893>  617円  +16 円 (+2.7%)  本日終値
 五洋建設<1893>が反発。海洋土木のトップ企業で、今後豊富な手持ち工事を消化していく過程での収益拡大が期待されている。世界で就航するコンテナ船やバラ積み船は輸送コストをスケールメリットによって低減させるべく大型化が進んでいる。しかし、日本の港湾は水深が浅く、現状は大型化された船の寄港に対応できていない。そうした事情から、国内ではコンテナ港の大型工事の案件が継続的に見込まれ、同社の活躍余地が広がっていく。海外ではアジアで高実績を持ち、シンガポールでは地下鉄や空港整備などの工事や病院向けの大型建築、香港国際空港の滑走路の地盤改良工事やベトナム向け航路浚渫工事など大型工事受注で実力をいかんなく発揮している。17年3月期営業利益は前期比4.3%増の215億円を計画しているが保守的で、市場関係者の間では225億~235億円程度への上振れ余地が指摘されている。

■ラクス <3923>  1,495円  +38 円 (+2.6%)  本日終値
 ラクス<3923>が新値追い。同社は17日取引終了後、ITソリューション事業などを手掛けるアール・アンド・エー・シー(R&AC、東京都千代田区)と資本・業務提携契約を21日に締結すると発表し、これが好感されている。今回の提携は、ラクスが提供している販売管理システム「働くDB」、WEB帳票発行システム「楽楽明細」、経費計算システム「楽楽精算」と、R&ACの入金回収業務特化型ソリューションパッケージシステム「Victory-ONE」を組み合わせて顧客に提案できるようにするのが狙い。これにより、販売管理から請求、入金消し込み、経費精算まで一気通貫で処理するフィンテックサービスとして大幅な業務効率化が可能となる。また、R&ACの第三者割当増資を引き受け、発行済み株式数の14.49%を4000万円で取得するとしている。なお、今回の提携による業績への影響は軽微としている。

■持田製薬 <4534>  8,360円  +210 円 (+2.6%)  本日終値
 持田製薬<4534>が続伸。同社は17日の取引終了後、17年3月期の第2四半期累計(4~9月)連結業績予想の修正を発表。売上高を445億円から460億円(前年同期比1.4%増)へ、営業利益を45億円から68億円(同3.7%減)へ、純利益を33億円から52億円(同8.0%増)へ上方修正、これを好感した。医薬品関連事業が計画を上回り好調であることが要因。

■三井不動産 <8801>  2,168.5円  +44 円 (+2.1%)  本日終値
 三井不動産<8801>や三菱地所<8802>、住友不動産<8830>ばど不動産株が堅調。不動産経済研究所が17日発表した首都圏のマンション市場の動向は9月の発売戸数が前年同月に比べ40.9%増と10カ月ぶりに増加した。また、月間契約率も72.0%と好調ラインの70%を上回った。ここマンション販売の不調が不安視されていただけに、この日は懸念材料の後退を受け下値には買いが流入している様子だ。

■コナミホールディングス <9766>  4,060円  +70 円 (+1.8%)  本日終値
 コナミホールディングス<9766>は3日ぶりに反発。東海東京調査センターが17日付で投資判断を新規に「アウトパフォーム」とし、目標株価を4800円に設定したことが好材料視されている。同センターでは、自社の保有する有力IP(知的財産)をいち早くスマホゲームに展開し、収益の拡大局面にあると評価。17年3月期は、スマホ向け分野で「実況パワフルプロ野球」など野球ゲームが牽引しているが、下期から人気タイトル「遊戯王」の投入(早ければ11月配信開始と予想)が貢献するとみており、17年3月期税前利益は前期比73%増と会社計画(同1%増)を大幅に上振れると予想している。さらに、同社は海外カジノやパチンコ・パチスロ、業務用ゲームで長年培ったノウハウを生かし、国内カジノ市場に参入できる数少ない企業の1社であることから、カジノを含む統合リゾート(IR)の実現に向けたIR推進法案の成立期待もアップサイドリスクとして挙げている。

■村田製作所 <6981>  14,450円  +220 円 (+1.6%)  本日終値
 村田製作所<6981>が続伸。セラミックコンデンサーで世界トップシェアを誇るなど電子部品メーカーとして世界屈指、スマートフォン向けでは米アップルの有力サプライヤーとして存在感を示す。ここ韓国サムスン電子の新型スマホ「ギャラクシーノート7」が発火事故に伴い生産を停止していることで、アップルの「iPhone」のシェアが相対的に向上するとの思惑が村田製にとってもポジティブ材料として受け止められている。直近18日付で米運用会社のキャピタル・リサーチ・アンド・マネージメント・カンパニーが、既に10%超保有する同社株式を純投資目的で買い増したことが判明、これが株価の刺激材料となっている。

■HUG <3676>  1,983円  +25 円 (+1.3%)  本日終値
 ハーツユナイテッドグループ<3676>が反発。午前11時ごろ、同社とZMP(東京都文京区)の合弁会社ZEGが、海外初となる北米での自動車の走行テストを実施したと発表しており、これを好感した買いが入っている。ZEGは、自動運転技術の進展とそれに伴うソフトウエアの高度化、複雑化を見据え、昨年1月に設立した企業。自動車の走行テストを通じたデータ収集などのサービスを行っている。今回の北米における走行案件では、HUG傘下のデジタルハーツ米子会社を通じて、さまざまなユーザーを想定した走行テストを実施したという。

■大阪ガス <9532>  434.8円  +5.3 円 (+1.2%)  本日終値
 大阪ガス<9532>は堅調。同社は17日の取引終了後、17年3月期の第2四半期累計(4~9月)連結業績予想の修正を発表。売上高を5330億円から5320億円(前年同期比17.1%減)へ、営業利益を380億円から495億円(同47.4%減)へ、純利益を255億円から330億円(同50.0%減)へ修正した。円高進展によるLNG価格の下落により原料費が減少したことや、費用執行の下期への時期ずれが発生したことなどが利益を押し上げている。

■戸田建設 <1860>  551円  -22 円 (-3.8%)  本日終値  東証1部 下落率2位
 戸田建設<1860>が反落。同社は17日の取引終了後、17年3月期の第2四半期累計(4~9月)連結業績予想の修正を発表。売上高を2050億円から2040億円(前年同期比6.6%減)へ、営業利益を65億円から120億円(同9.2%増)へ、純利益を65億円から114億円(同0.6%増)へ上方修正したが株価は3日続伸後とあって利益確定売りに押されている。国内工事の採算が改善したことにより完成工事総利益が増加している。

株探ニュース

日経平均