【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):SBI、ソフトバンク、メタップス
ソフトバンク <日足> 「株探」多機能チャートより
共立メンテナンス<9616>が大幅続落。ドイツ証券が17日付で、投資判断「ホールド」を継続しつつ、目標株価を9000円から6300円へ引き下げたことが弱材料視されている。同証券では、円高の進行でホテル事業において客室単価の引き上げが難しくなっていると指摘。これを受けて17年3月期の営業利益予想を120億円から116億円(会社予想115億円)へ引き下げている。
■象印マホービン <7965> 1,429円 -45 円 (-3.1%) 本日終値
象印マホービン<7965>が3日続落。ドイツ証券が17日付のリポートで、投資判断「バイ」を継続するも、目標株価を2400円から1900円へ引き下げたことが嫌気されている。同社の16年11月期第3四半期業績が同証券の想定を下回ったことと、日本国内での炊飯器の在庫が多くなり始めていることから出荷数量予想を下方修正し、炊飯器市場の見方を引き下げたことが要因。17年11月期売上高予想を1011億円から948億円へ下方修正している。
■SBIホールディングス <8473> 1,170円 -36 円 (-3.0%) 本日終値
SBIホールディングス<8473>が3日ぶりに反落。ドイツ証券は17日に目標株価を1800円から1270円に引き下げた。投資判断は「ホールド」を継続している。個人投資家の株式売買が低迷しており、中核のオンライン証券事業は軟調とみられるほか、7~9月期は同社が大株主となっているアキュセラ<4589>株の評価益もはく落し、アセットマネジメント事業の評価損益は概ね横ばいとなる可能性がある、とみている。
■オープンドア <3926> 2,893円 -53 円 (-1.8%) 本日終値
オープンドア<3926>が続落。同社は17日の取引終了後、17年3月期の連結業績予想の修正を発表。売上高は30億5000万円(前期比23.6%増)で据え置いたが営業利益を11億5000万円から9億2000万円(同8.4%増)へ、純利益を6億9000万円から5億5200万円(同3.0%増)へ下方修正、これを嫌気した。広告宣伝費の追加計上が利益を圧迫している。
■ソフトバンクグループ <9984> 6,635円 -109 円 (-1.6%) 本日終値
ソフトバンクグループ<9984>は3日ぶりに反落。サウジアラビアと10兆円規模の投資ファンドの設立などが期待材料となり、ここ株価は値を上げてきたが、この日は全般相場が軟調となるなか、同社株も売り先行となっている。ただ、野村証券は14日付で同社株のレーティングを「バイ」とし目標株価を8470円から9560円に引き上げるなど強気評価している。17日にはNTT<9432>と並びソフトバンクグループを通信セクターのトップピックとしている。中国アリババグループの業績拡大などが評価されており、今後は18年3月期の米スプリントの業績改善が最大の注目点とみられている。
■国際石油開発帝石 <1605> 1,036.5円 -8.5 円 (-0.8%) 本日終値
国際石油開発帝石<1605>、日本海洋掘削<1606>、石油資源開発<1662>など資源開発関連株が軟調。ここ上昇基調にあった原油市況と連動するかたちで上値指向にあったが、足もとは原油高が一服しており、利益確定の売りを誘発している。北米指標であるWTI原油先物価格は前日に続落し、フシ目である1バレル=50ドル台を6営業日ぶりに終値で下回った。イランが近く増産に動くのではないかという観測が浮上したことで需給の緩みを意識した売りが優勢となり、米国株市場でもエネルギー関連株が軟調、この流れが東京市場にも波及している。
■メタップス <6172> 2,064円 +400 円 (+24.0%) ストップ高 本日終値
メタップス<6172>がストップ高。同社は人工知能を活用したビッグデータ解析やアプリ収益化支援ビジネスなどに強みを持つ。アプリ収益化プラットフォーム事業が売り上げに貢献したほか、新規事業である決済プラットフォーム「SPIKE」の立ち上がりが好調で、17日取引終了後に発表した16年8月期の売上高は88億8600万円と前の期比2.2倍に急拡大した、営業損益は3億1000万円の赤字(前の期3億2000万円の赤字)だったが、17年8月期については売上高が前期比倍増の180億円、営業利益も7億円の黒字転換を見込んでおり、これを評価する買いが集中する格好となった。
■エヌジェイ <9421> 2,070円 +400 円 (+24.0%) ストップ高 本日終値
エヌジェイホールディングス<9421>が前日に続いてストップ高。スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>傘下のスクウェア・エニックスが17日、スマートフォン向け新作ゲーム「スターオーシャン:アナムネシス」を発表したが、NJHD子会社のトライエースが同ゲームの開発を担当していることから、物色人気が高まっているようだ。「スターオーシャン」シリーズは、第1作が1996年にスーパーファミコン用に発売された人気ゲームシリーズ。スマホ向け新作の「アナムネシス」については詳細は未発表ながら、公式サイトによると10月20日に追加情報を公開するようだ。
●ストップ高銘柄
ランシステム <3326> 856円 +150 円 (+21.3%) ストップ高 本日終値
ニューテック <6734> 680円 +100 円 (+17.2%) ストップ高 本日終値
ファンデリー <3137> 1,035円 +150 円 (+17.0%) ストップ高 本日終値
フライト <3753> 725円 +100 円 (+16.0%) ストップ高 本日終値
カーディナル <7855> 729円 +100 円 (+15.9%) ストップ高 本日終値
など、7銘柄
●ストップ安銘柄
サハダイヤモンド <9898> 1円 -1 円 (-50.0%) ストップ安 本日終値
以上、1銘柄
株探ニュース