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【市況】NY株式:ダウは177ドル高、ハイテクやエネルギーがけん引

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

15日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は177.71ドル高の18212.48、ナスダックは75.92ポイント高の5249.69で取引を終了した。8月小売売上高や8月鉱工業生産などが予想を下回り、利上げ観測がやや後退したことが好感され、買いが先行。原油価格の上昇やアップルなどハイテク銘柄への買い継続を受け、終日堅調推移となった。セクター別でも、テクノロジー・ハード・機器や半導体・半導体製造装置などを中心に全面高となった。

iPhone 7の発売を明日に控えるアップル(AAPL)は画面サイズの大きなiPhone 7plusなどの初回出荷分が完売していることを明らかにし上昇。iPhoneの部品を供給する半導体のブロードコム(AVGO)やシーラス・ロジック(CRUS)なども買われた。スポーツ用品小売のディックス・スポーティング・グッズ(DKS)は、ゴルフ用品小売のゴルフスミスが破産したことで恩恵を受けるとの見方から上昇。一方で、銀行大手のウェルズファーゴ(WFC)は、不正口座開設など招いた営業慣習などについて米司法省が刑事捜査を行っていることが明らかとなり下落した。

アップルは2年半ぶりの4営業日上昇となった。iPhone7の発売が迫っていることに加えて、株価が長期間割安な水準にとどまっていた為、見直す動きが広がっている。



Horiko Capital Management LLC

《TM》

 提供:フィスコ

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