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【市況】明日の株式相場見通し=3連休前に持ち高調整の売り、5日・25日線のDCで心理後退

 あす(16日)の東京株式市場では、来週の日米金融政策の決定イベントを控えた3連休前とあって、一段とポジション調整の売りが優勢となりそうだ。また、3連休中の外国為替市場への懸念も加わり、日経平均株価は3日続落となる可能性がある。

 市場関係者からは「日足チャートでは、5日移動平均線(1万6677円=15日)と25日移動平均線(1万6738円=同)がデッドクロス(DC)し、目先的な調整局面を示唆するシグナルが点灯した。また、8月26日の安値1万6320円を下回ると、1万6000円を巡る攻防となることも懸念される」との見方が出ていた。

 15日の東京株式市場は売り先行で始まり、その後も日経平均株価は下値を切り下げる動きが続いた。後場はやや下げ渋る場面があったものの、終値は前日比209円23銭安の1万6405円01銭と続落となった。

 日程面では、SAP・ERPの導入コンサルティングおよび保守サービスなどのERPソリューション事業を手掛けるノムラシステムコーポレーション<3940>がジャスダック市場に新規上場する。このほかに、任天堂<7974>の関連会社ポケモン(東京)の「ポケモンGOプラス」発売に注目。海外では、英国を除く欧州連合(EU)27カ国が非公式首脳会合、米8月の消費者物価指数が焦点となる。(冨田康夫)

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

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