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【経済】利上げ確率が高まる中、アメリカの9月利上げは果たして…? サンワード貿易の松永氏(三井智映子)

NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより

こんにちは、フィスコリサーチレポーター三井智映子の「気になるレポート」です。

アメリカの利上げは9月にあるのでしょうか? 皆様、気になるところだと思います。

9月利上げを占う8月の雇用統計(速報値)で非農業部門就業者数が19万人を超えれば9月利上げがあるだろうと報道されていましたが、非農業部門就業者数は予想18万人増から15万1000人増と下振れました。
これで9月利上げの見込み予測は下がったものの、可能性消えたわけではありません。
FRB(連邦準備制度理事会)内部でも意見が分かれているようです。また、年内に利上げするのではとの観測は根強いようです。

松永さんによれば
『FF金利による12月までの利上げ確率は、年初からの中国株を中心とした世界的な株価急落を受けて2月10日時点で19%まで低下しました。その後、3月16日時点で74%まで上昇しましたが、ブレグジット・リスクの高まりを受けて6月29日時点で6%まで低下しました。その後はじりじりと回復基調を続け、先週末時点で60%まで上昇しております』とのことです。

そして、
『NYダウの日足を見ると、NYダウの値動きとFF金利による利上げ確率の値動きが少し似ていることに気付きます。しかし、ドル円の値動きとFF金利による利上げ確率の値動きは、あまり似ていないように感じられます』とおっしゃっています。
ということで、利上げ確率の動きが気になるところですが、
『年初からのFF金利による利上げ確率の変動率があまりにも大きいだけに、利上げ確率の多少の変化に対しては、あまり神経質に考えない方がいいのかもしれません』とのことです。

利上げ確率の高まりの中、実際の利上げがどうなるのか、9月20、21日に開催されるFOMC(米連邦公開市場委員会)は必見ですね。

上記の詳細コメントは、ブログ「松永総研~北浜の虎と呼ばれた男~」の9月12日付「米国の利上げ確率の推移」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコリサーチレポーター 三井智映子

《FA》

 提供:フィスコ

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