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【市況】日経平均は小幅続落、メジャーSQを意識した17000円の攻防/ランチタイムコメント

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより

 日経平均は小幅に続落。41.39円安の16971.05円(出来高概算7億2000万株)で前場の取引を終えている。7日の米国市場では地区連銀経済報告(ベージュブック)では大半の地区で緩やかなペースで経済が拡大したものの、大統領選挙が一部企業の経済活動に影響を与えるとの認識が示され、小幅な値動きに終始する展開となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比20円安の16970円、円相場は1ドル101円65銭辺りで推移するなか、売り優勢の展開となった。

 ただ、下値では日銀のETF買入れへの思惑のほか、明日のメジャーSQを控えて積極的な売買は手控えられており、一時17000円を回復するなど、下げ渋りの動きをみせている。セクターではその他製品、海運、鉱業、ゴム製品、機械、証券が堅調。半面、保険、鉄鋼、サービス、その他金融、電力ガス、水産農林が小安い。東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が過半数を占めている。

 セクターでその他製品が上昇率トップだったが、任天堂<7974>のインパクトが大きい。米アップルは7日、スマートフォンの新機種「iPhone 7」を披露した。また、iOS向けに任天堂の人気ゲーム「スーパーマリオ」の新作ゲーム「スーパーマリオラン」の提供を開始すると明らかにした。さらにポケモンGOが 「Apple Watch」に対応。この発表を受けて大幅高となり、さらにディーエヌエー<2432>などポケモノミクス関連へ波及している。

 後場は日銀のETF買入れへの思惑から17000円を挟んでの底堅さが意識されそうである。メジャーSQを控えていることもあり、同水準で動きたくないであろう。ただし、17000円への戻りの鈍さが意識されてくるようど、権利行使価格の16875円寄りに推移してくる可能性もある。日経平均を横目で睨みながら、ポケモノミクス関連等のテーマ株の循環が続きそうである。(村瀬智一)
《AK》

 提供:フィスコ

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