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【市況】明日の株式相場見通し=フシ目回復で利益確定の売り、200日線奪回も薄商い懸念

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 あす(6日)の日経平均株価は、心理的フシ目の1万7000円台を回復した後だけに、利益確定の売りが優勢となり、日経平均株価は反落となりそうだ。きょうは、後場に入ると、外国為替市場での円高・ドル安の進行に連動して上昇幅を縮小する展開となった。現地5日の米株式市場が、レーバーデー(労働者の日)の祝日で休場のため、外国人の買いも限定的となりそうだ。

 市場関係者からは「きょうは終値で、15年12月以来約9カ月ぶりに200日移動平均線(1万7034円=5日)を奪回した。これで、新たな上昇ステージに浮上したとの見方はあるものの、売買代金が極端に少ない状態が長引いており、信頼性に乏しい点は否めない」との見方が出ていた。

 5日の東京株式市場は、日経平均株価終値が、前週末比111円95銭高の1万7037円63銭と反発した。東証1部の売買代金概算は1兆7400億円と薄商いだった。

 日程面では、8月の車名別新車販売台数に注目。海外では、ASEAN首脳会議・関連会合(~8日)、米8月のISM非製造景況指数が焦点となる。(冨田康夫)

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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