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【経済】単位労働コストの上昇は少々厄介な問題か


 米労働省が1日発表した4-6月期労働生産性(改定値)は前期比年率-0.6%で速報値の-0.5%から下方修正された。また、単位労働コストは前期比年率+4.3%で速報値の+2.0%から上方修正された。市場予想は+2.1%で小幅な上方修正が見込まれていた。

 市場関係者の間では4-6月期における単位労働コストの上昇は、早期利上げにつながる要因との見方が出ている。7-9月期の米経済成長は4-6月期との比較で加速することが予想されている。価格転嫁が可能になることによって単位労働コストはやや低下する可能性はあるものの、利上げを行うことで個人消費が抑制される可能性がある。このため、利上げを行うことは米企業収益を圧迫するとの見方は多い。
《MK》

 提供:フィスコ

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