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2016年08月31日15時31分

【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):東エレク、信越化、トヨタ

東エレク <日足> 「株探」多機能チャートより
■ヒロセ電機 <6806>  13,280円  +330 円 (+2.6%)  本日終値
 ヒロセ電機<6806>が3日続伸。この日の午前中、産業機器用コネクターの世界大手である独ハーティングエレクトロニクスと、10ギガビットイーサネット向け小型接続技術に関する開発・標準化およびマーケティングと協業すると発表しており、これを好材料視した買いが入っている。工場内で機器類とインターネットをつなぐIoT(モノのインターネット)化が進んでいることから、新なた規格を開発・普及させることが重要と判断したことから、新標準作りに取り組むとしている。

■東京エレクトロン <8035>  9,508円  +168 円 (+1.8%)  本日終値
 半導体関連株が軒並み高。東京エレクトロン<8035>が新高値に買われたほか、SCREENホールディングス<7735>やアドバンテスト<6857>、ディスコ<6146>が上伸。シリコンウエハー関連の信越化学工業<4063>も新値を更新したほか、SUMCO<3436>も上昇。シリコンウエハー研磨の三益半導体工業<8155>やフジミインコーポレーテッド<5384>、それに半導体の微細化に伴い高機能材料が伸びるトリケミカル研究所<4369>などといった関連銘柄が幅広く買われている。為替の円安が追い風に働いたほか、「3次元NANDフラッシュメモリー」や回路微細化の「10ナノ」などの技術革新に伴う設備投資が活発化しており、市場には「半導体関連株は中長期的な投資テーマとして注目できる」(市場関係者)との期待が強まっている。

■東武鉄道 <9001>  502円  +8 円 (+1.6%)  本日終値
 東武鉄道<9001>はしっかり。同社は30日、金谷ホテル投資事業有限責任組合と金谷ホテル従業員持株会から金谷ホテル(栃木県日光市)の株式を取得することを発表した。金谷ホテルは、1873年に創業者の金谷善一郎氏が自宅の一部を「金谷カッテージ・イン」として外国人向けに宿泊施設として開業した日本における最古のリゾートホテルで、国指定登録有形文化財でもあり日本最古のクラシックリゾートホテルである日光金谷ホテルと、中禅寺湖畔のリゾートホテルである中禅寺金谷ホテルを保有・運営している。今回の株式取得により、金谷ホテルの事業基盤を強化し日光地区全体のさらなる魅力の引き上げを行う。

■信越化学工業 <4063>  7,594円  +86 円 (+1.2%)  本日終値
 信越化学工業<4063>が4日続伸、年初来高値を更新した。30日付で三菱UFJモルガンスタンレー証券がレーティング「オーバーウエート」継続、目標株価を7000円から7500円へ引き上げた。第1四半期の好調な決算やウエハー需要の底堅さを考慮し17年3月期は通期連結営業利益で会社側計画の2250億円(前期2085億2500万円)に対して従来予想の2100億円から2260億円へ、18年3月期を2270億円から2460億円へ引き上げている。

■トヨタ自動車 <7203>  6,238円  +52 円 (+0.8%)  本日終値
 トヨタ自動車<7203>が上値追いトレンドを鮮明化させてきた。13週・26週移動平均線のゴールデンクロスが目前、長期波動の分水嶺である200日移動平均線との下方カイ離も前日時点で解消したことで、戻り足本格化の様相となってきた。米国ではフィッシャーFRB副議長が米労働市場の強さに言及、FRBが早期利上げに動く可能性が意識されたことで、日米金利差拡大思惑からドル買い円売りの動きが強まっている。1ドル=103円台まで円安が進行したことに伴い輸出採算の悪化懸念が後退、同社株をはじめ自動車セクターにはポジティブな風向きとなってきた。

■日本電産 <6594>  9,322円  +52 円 (+0.6%)  本日終値
 三菱UFJモルガン・スタンレー証券が30日、電子部品セクターのリポートを発表しており、第1四半期決算後のトップピックとして、日本電産<6594>アルプス電気<6770>、ローム<6963>の3社を挙げている。日本電産は堅調な第1四半期決算に続いて、8月2日には米エマソン社のモーター・ドライブおよび発電機事業の買収を発表。ACIM(家電・商業・産業モーター)の成長ポテンシャル拡大と同時に、次なるM&A案件への期待も膨らむと考えるとしている。また、アルプス電気はスマホ新機種向けOIS需要拡大により、17年3月期下期偏重が許容される数少ない銘柄の1つとしており、触覚デバイスの見通しや車載モジュールの収益改善など新材料の登場が待たれる状況という。さらに、ロームは第1四半期の好決算が短期業績の見方を好転させ、車載を中心とした成長戦略の推進が今後の株価ドライバーとなるとしている。このほか、車載関連では日立マクセル<6810>、日本CMK<6958>にも注目と指摘。さらに、短期的には好調な中国スマホの恩恵を受ける太陽誘電<6976>、ヒロセ電機<6806>、村田製作所<6981>が相対的に浮上することも念頭に入れたいとしている。

■東芝テック <6588>  404円  +1 円 (+0.3%)  本日終値
 東芝テック<6588>が続伸。同社は30日、2018年度を最終年度とする中期経営計画を発表した。重点施策としては【1】コア事業の強化【2】従来事業と連続した事業の拡大【3】新規サービス・ソリューション事業の拡大、の3点を掲げており、18年度は売上高5400億円(前年度実績5328億1800万円)、営業利益270億円(同16億100万円)、最終利益100億円(同1034億4900万円の赤字)を計画している。これを評価する買いが株高を後押ししている。

■イオンFS <8570>  1,905円  -249 円 (-11.6%)  本日終値  東証1部 下落率トップ
 30日、イオンフィナンシャルサービス <8570> が784万株の公募増資、イオン <8267> を割当先とする795万4000株の第三者割当増資とオーバーアロットメントによる売り出しに伴う上限117万6000株の第三者割当増資を実施すると発表したことが売り材料。新株発行が最大で発行済み株式数の約8.13%におよぶ規模とあって、株式価値の希薄化や株式の需給悪化が懸念された。発行価格は9月7日から12日までのいずれかの日に決定。最大で344億円の調達資金については、130億円をコマーシャルペーパー(CP)償還資金の一部に、残額をイオンプロダクトフィナンスへの融資資金に充てる。同時に300億円の新株予約権付社債(転換社債=CB)を発行すると発表したことも懸念材料となった。

●ストップ高銘柄
 カルナバイオサイエンス <4572>  2,585円  +500 円 (+24.0%) ストップ高   本日終値
 アエリア <3758>  910円  +150 円 (+19.7%) ストップ高   本日終値
 ホロン <7748>  540円  +80 円 (+17.4%) ストップ高   本日終値
 アバールデータ <6918>  1,041円  +150 円 (+16.8%) ストップ高   本日終値
 グリーンペプタイド <4594>  767円  +100 円 (+15.0%) ストップ高   本日終値
 以上、5銘柄

●ストップ安銘柄
 BEENOS <3328>  2,026円  -500 円 (-19.8%) ストップ安   本日終値
 以上、1銘柄

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