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2016年08月19日15時28分

【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):三井不、キャリア、ゼニス羽田、AWSHD

三井不 <日足> 「株探」多機能チャートより
■三井不動産 <8801>  2,100.5円  -29 円 (-1.4%)  本日終値
 三井不動産<8801>や住友不動産<8830>、東京建物<8804>など不動産株が軟調。マンション販売の低迷を懸念する売りが継続している。16日に不動産経済研究所が発表した7月のマンション販売は契約率が63.3%と2カ月連続で好不調の分かれ目となる70%を下回った。足もとの円高進行を受け海外投資家は日本へのマンション投資を手控えていると見られているほか、株価の下落も都心の「億ション」販売への逆風となっている様子だ。マンション販売の不振が大手不動産の業績に響くことが懸念されている。

■キャリア <6198>  2,914円  +500 円 (+20.7%) ストップ高   本日終値
 18日、キャリア <6198> [東証M]が従来未定としていた16年9月期の期末一括配当は上場後初配当となる15円を実施する方針としたことが買い材料視された。業績好調や財務基盤が整ってきたことを踏まえ、株主へ利益還元を行う。併せて、株主優待制度を実施すると発表。16年9月末時点で100株以上を保有する株主を対象に、健康食品関連ギフト(5000円相当)を贈呈する。発表を受けて、株主への利益還元の実施を好感する買いが向かった。

■ゼニス羽田 <5289>  235円  +33 円 (+16.3%)  本日終値
 ゼニス羽田ホールディングス<5289>が急騰したほか、虹技<5603>、沖電線<5815>、昭和電線ホールディングス<5805>、東京特殊電線<5807>など電線株も軒並み高に買われた。政府が打ち出した事業規模28兆円におよぶ経済対策だが、そのなかでGDP押し上げに直接作用する真水部分(財政支出)が注目される。この財政支出で賄われる分野としてインフラでは無電柱化が大きなテーマとなっている。国土交通省では今年度補正予算で数十億円の事業費を確保し無電柱化などに充当するほか、日本政策投資銀行から資金を調達する仕組みを新たに設ける計画も伝えられており、国策主導でのインフラ政策推進に、関連企業のビジネスチャンス拡大の可能性が改めて意識された。小池百合子新都知事も国会議員の時代から無電柱化の推進に積極的な姿勢を示しており、2020年の東京五輪開催というビッグイベントをひとつの目標地点に電線地中化投資が加速する可能性が指摘されている。具体的には国と地方が道路下に共同溝を作り、民間がそこに電線を通す作業となる。そのため、電線メーカー各社に加えて、マンホール関連で電線共同溝を手掛けるゼニス羽田や虹技は、同テーマの中軸銘柄として物色人気を集めている。

■AWSホールディングス <3937>  6,310円  +790 円 (+14.3%) 一時ストップ高   本日終値
 18日、AWSホールディングス <3937> [東証M]が9月30日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施すると発表したことが買い材料。最低投資金額が現在の2分の1に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。

■郷鉄工所 <6397>  73円  +5 円 (+7.4%)  本日終値
 郷鉄工所<6397>が大幅続伸。18日の取引終了後、第1四半期決算発表時に未定とした17年3月期業績予想について、売上高を46億5800万円(前期比21.6%増)、営業損益3億4900万円の赤字(前期6億9900万円の赤字)、最終損益3億600万円の赤字(同9億300万円の赤字)になりそうだと発表しており、前期決算発表時の予想である売上高61億9500万円、営業利益7200万円、純利益1000万円からは下方修正したものの、見通し発表でアク抜け感が強まっているようだ。環境装置部門で、太陽光発電設備工事の一部案件の失注があったことに加えて、ライニング製品部門で、配管事業の廃止に伴う減少が生じたことが要因。また、太陽光発電設備工事の売掛債権の回収可能性を考慮した貸倒引当金繰入額の計上なども損益悪化につながったとしている。

■デジタルデザイン <4764>  893円  +53 円 (+6.3%)  本日終値
 デジタルデザイン<4764>は急伸。午前10時ごろ、地方創生事業などを手掛ける子会社のDDインベストメントが、創作焼き菓子の製造販売を行うアイムファクトリー(神戸市北区)と業務提携を行うことで合意したと発表しており、グループ業績への貢献を期待した買いが入っているようだ。アイム社は、神戸を拠点とする製菓アトリエで、手作りのアイシングクッキーをはじめ、添加物を極力使用しないベジタブルクッキーを製造・販売する企業。特に、主力ブランド「デコ・アンド・ベジ」は、野菜や果物を中心とした地域農産品をふんだんに活用することで、地方創生を軸とする新たなブランディングのフェーズに入っており、中元や歳暮の際、デジタルデザインが代理店として同商品を販売強化することで、累積顧客数百社を越える同社グループの取引先に対する拡販が期待できるという。なお、業務提携に伴い、アイム社が発行する転換社債型新株予約権付社債(CB)の一部(450万円)を引き受けるとしている。

■アライドアーキテクツ <6081>  2,347円  +127 円 (+5.7%)  本日終値
 アライドアーキテクツ<6081>が大幅続伸。同社は18日、中国のソーシャルメディア「微博(Weibo)」および「微信(WeChat)」のインフルエンサーを活用したプロモーション分野でIMS社(中国北京市)と新たに独占販売契約を締結したと発表。これが材料視されているようだ。IMS社は、「微博(Weibo)」の運営会社である新浪公司が出資するWeibo公式のSNSマーケティング専門会社。アライドアーキは今年4月にインフルエンサーを活用した広告配信サービス「WEIQ」の提供でIMS社と販売代理店契約を結んでおり、さらなるサービスの拡販に向けて、このたびの独占契約に締結に至った。

●ストップ高銘柄
 ジオネクスト <3777>  90円  +30 円 (+50.0%) ストップ高   本日終値
 インスペック <6656>  1,145円  +150 円 (+15.1%) ストップ高   本日終値
 など、4銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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