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2016年08月16日15時26分

【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):LINE、そーせい、HUG、森永

LINE <日足> 「株探」多機能チャートより
■LINE <3938>  4,780円  +350 円 (+7.9%)  本日終値  東証1部 上昇率8位
 LINE<3938>が連日の人気化。株価は4700円台に乗せ、7月15日の東京市場での上場初日につけた5000円に迫ってきた。ニューヨーク市場では15日に一時48.10ドルをつけ先月14日上場時の高値44.49ドルをいち早く更新している。LINEに対してアナリストが「強気」評価していることが株価の上昇要因となっている。例えば、みずほ証券は同社株の投資判断を「買い」でカバレッジを開始し目標株価を5200円としている。サービス多様化と広告の成長余地の大きさを評価。「世界的に株式市場で有力メッセージング企業の株価上昇が鮮明」とし、その中でも、LINEのバリュエーションには「割安感がある」と指摘している。同証券では16年12月期の連結最終損益は55億円の黒字(15年12月期は75億8100万円の赤字)と予想しており、18年12月期の同利益は384億円に拡大すると試算している。

■そーせいグループ <4565>  17,770円  +690 円 (+4.0%)  本日終値
 そーせいグループ<4565>、新日本科学<2395>、ナノキャリア<4571>、テラ<2191>、メディシノバ<4875>、グリーンペプタイド<4594>などバイオベンチャー株が軒並み高。市場は夏休み期間で全般相場が閑散状況にあり、主力株が手掛けにくくなっていることで、短期回転売買を主とする個人投資家資金が値動きの軽いバイオ関連セクターに向かっているようだ。市場では「為替や海外株の動向に左右されず日銀のETF買いも関係ない。銘柄も値幅に差異はあっても、動きが同一方向になりやすい点が短期資金に好まれやすい。欧州での特許査定という材料が出たグリーンペプタイドや、直近みずほ証券がレーティングを買いに引き上げたナノキャリアなどが、資金誘導の入り口になっている」(準大手証券ストラテジスト)という。

■HUG <3676>  3,610円  +115 円 (+3.3%)  本日終値
 ハーツユナイテッドグループ<3676>が後場一段高。11時ごろに、傘下のデジタルハーツが「VR酔いスコアリングサービス」の提供を開始すると発表しており、これを好材料視した買いが入っている。近年、相次いでVRヘッドマウントディスプレーが製品化されているが、これを使用したVRコンテンツでは、画面の奥行や重なり、動作スピードなどにわずかでも違和感がある場合、ユーザーの不快感や疲労感、および「VR酔い」といった現象を引き起こすことが知られている。そのため、従来のコンテンツ以上に高品質な製品開発が必要不可欠で、デバッグの重要性も高まっていることから、同サービスを開始するという。新サービスでは、調査対象であるVRコンテンツが一般的に酔いやすいものか、ユーザーが継続してコンテンツを利用するにあたり適正であるかなどを、「酔いやすさ」を表す項目別に評価方式で数値化し、調査結果レポートとして提供する。また、調査結果に加え、「VR酔い」の数値が高く出た項目においては、アクション別の分析を行い、「VR酔い」とゲーム性・没入感の相関性を考慮した具体的な改善提案を実施することで、VRコンテンツ開発を支援するとしている。

■森永製菓 <2201>  797円  +23 円 (+3.0%)  本日終値
 森永製菓<2201>が5連騰で連日の年初来高値。10日に17年3月期の連結業績予想を増額修正し、営業利益を115億円から143億円(前期比25%増)へ上方修正したことを好感する買いが続いている。健康志向の高まりを受け、「ウイダーinゼリー」が好調。市場では、4~6月期の販売は20%強の伸びで7月も同水準の販売が続いているとみている。大手証券では、会社側の業績見通しは依然保守的として、今3月期の同利益は153億円と再増額修正を予想している。

■ラウンドワン <4680>  736円  +19 円 (+2.7%)  本日終値
 三菱UFJモルガン・スタンレー証券が15日付でラウンドワン <4680> の投資判断「オーバーウエート(強気)」を継続し、目標株価を1160円→1260円に増額したことが買い材料視された。リポートでは、想定以上に国内収益の出だしが好調なことに加え、人気機器の導入やイベント開催などテコ入れ策の奏功を見込み、利益予想を上方修正すると報告。風営法改正による夜のファミリー顧客の増加もプラス要因に挙げている。同証券では、17年3月期の連結営業利益を75億円→81億円(会社計画は60.6億円)、18年3月期を102億円→115億円にそれぞれ引き上げた。

■ケネディクス <4321>  462円  +10 円 (+2.2%)  本日終値
 ケネディクス<4321>が反発。15日付で三菱UFJモルガン・スタンレー証券がレーティング「バイ」継続、目標株価を740円から820円へ引き上げた。新ファンド組成などによるAUM拡大に加え、REITなどへの物件売却が進展。これにより16年12月期は通期連結営業利益で会社側計画の93億円(前期101億1900万円)に対して従来予想の105億円から120億円へ、17年12月期を130億円から140億円へ引き上げている。

■ケーヒン <7251>  1,651円  +18 円 (+1.1%)  本日終値
 SMBC日興証券が15日付でホンダ直系の部品メーカーであるケーヒン <7251> の投資判断「2(中立)」を継続し、目標株価を1600円→1800円に増額したことが買い材料視された。リポートでは、第1四半期(4-6月期)実績を踏まえ、7月に前提為替レート変更(110円→100円/ドル)に伴い引き下げた利益予想を上方修正すると報告。円高によるマイナス要因を増産やそれに伴う合理化効果で吸収し、営業利益の会社計画を達成できると判断した。同証券では、17年3月期の連結営業利益を220億円→250億円(会社計画と同じ)、18年3月期を240億円→270億円にそれぞれ上方修正した。

■グリー <3632>  500円  +5 円 (+1.0%)  本日終値
 グリー<3632>が反発。この日の寄り前に、第1四半期(7~9月)業績予想について、最終損益を従来予想の収支均衡から90億円の黒字(前年同期比3.8倍)に上方修正したことが好感されている。同じく寄り前に、米国における100%子会社グリー・インターナショナルの全株式を米インターネットメディア事業を展開するロックユー(カリフォルニア州)に売却したと発表しており、関係会社株式売却益や為替換算調整勘定取崩益などの特別利益の計上を見込むほか、過去に計上した関係会社株式評価損および貸倒引当金繰入額が税務上認容される見込みとなり、税金費用などへの影響を考慮したとしている。なお、売上高135億円(前年同期比30.1%減)、営業利益10億円(同77.2%減)は従来予想を据え置いている。

■NEC <6701>  257円  +1 円 (+0.4%)  本日終値
 NEC<6701>は堅調。同社はこの日、チリの首都サンティアゴのラス・コンデス区役所から地域住民用の緊急通報システムを受注したことを発表した。このシステムはチリの首都サンティアゴのラス・コンデス区の1万5000世帯以上で今年9月から稼働予定。加えて、北米における顔認証システムや指紋認証システムなどのバイオメトリクス(生体認証)関連事業を強化するため、米国のワシントンD.C.に新オフィスを設立、米インテルと共同で、従来、専用機で実現されていた無線基地局の機能を汎用サーバ上のソフトウェアで実現する「NFV C-RAN(Cloud-RAN)ソリューション」を開発したことも発表した。

■PCデポ <7618>  1,231円  -98 円 (-7.4%)  本日終値  東証1部 下落率3位
 ピーシーデポコーポレーション<7618>が大幅3日続落。インターネット上で同社のサポートサービスについての指摘があり、これが嫌気されているもよう。同社ではこれに対し、「弊社のサービスに関しインターネット上をお騒がせし申し訳ございません。ご契約者様とご家族の皆様には、ご理解・ご納得いただけるように働きかけをしてまいる所存です。またお客様、特に高齢者のお客様に弊社のサービスをより十分にご理解いただきご契約いただけるように改善策を検討してまいります」とコメントを発表している。

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