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【市況】今週の【特異日&変化日】カレンダー (8月1日-5日)

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

―アノマリーが語る「上げやすい日、下げやすい日」―

 ここでの「特異日」とは、日経平均株価の日足が前日比で上げた場合を「勝ち」、下げた場合を「負け」とした時、過去10年間で「7勝以上」「7敗以上」の偏りを示す、経験則上、上昇・下落しやすい日を指します。

【前週(7月25日-29日)】

 前週は7月25日(月)、26日(火)、29日(金)がマイナスの特異日(3日間すべてが「7勝3敗」)となりました。週前半に25日が6円安、26日は237円安と前週から数えて3日続落し、マイナス特異日らしい展開をみせました。日銀が追加緩和を決定した29日には一時302円安まで下げたものの、乱高下の果てに切り返して92円高で引けました。ただ、26日の237円安の影響が尾を引き、週間では57円安と3週ぶりの反落に転じています。

【今週(8月1日-5日)】

 今週は8月3日(水)、4日(木)、5日(金)がともに「3勝7敗」のマイナス特異日です。前週同様に1週間に3日のマイナス特異日が訪れますが、前週との違いは週後半に3日連続で巡ってくる点にあります。しかも、3日には新月も重なり、警戒を要するタイミングとなる可能性があります。

 この週の注目イベントは何と言っても5日(金)の米雇用統計。発表を前にして米早期利上げを巡る思惑を材料に値振れする場面があるかもしれません。ただ、同日にはリオ・オリンピックも開幕し、翌週以降、市場はバカンス・モードから夏枯れの様相を強めていく展開も予想されます。
 
 一方、日柄をみると、特異日の分布とは対称的に週前半に変化日が集中しています。8月1日(月)に6月24日安値から基本数値26日目、1月21日安値から4月25日の対等日が到来。翌2日(火)には7月21日高値から9日目、7月8日安値から17日目、6月16日安値から33日目、さらには2月1日高値から5月2日安値の対等日、7月8日安値から21日高値の対等日と変化日が重なり、警戒シグナルを発しています。

 これら特異日、変化日の分布が何を示唆しているのか(週前半の変化か、後半の下落?)、十分に注意を払う必要がありそうです。

△【特異日 7勝以上 】
  7月28日(木) 〇7-●3:FOMC結果発表の翌日

▲【 7敗以上 】
  7月25日(月) ○3-●7:貿易統計
  7月26日(火) ○3-●7:アップル決算
  7月29日(金) ○3-●7:日銀決定会合の結果発表
  8月 3日(水) ○3-●7:米ADP雇用統計、新月
  8月 4日(木) ○3-●7:
  8月 5日(金) ○3-●7:米雇用統計

※○は「勝ち(前日比プラス)」、●は「負け(前日比マイナス)」を表し、例えば「○7-●3」は7勝3敗を意味します。

 【一目均衡表:変化日】
 7月25日(月) 6/24L-7/8L
 7月28日(木) 42(5/31H)
 7月29日(金) 5/2L-6/16L
 8月1 日(月) 26(6/24L)、1/21L-4/25H
 8月2 日(火) 9(7/21H)、17(7/8L)、33(6/16L)、2/1H-5/2L、7/8L-7/21H

※8月1日の「26(6/24L)」は6月24日安値(L)から一目均衡表の基本数値26日目の到来を示す。7月25日の「6/24L-7/8L」は6月24日安値(L)から7月8日安値(L)の間の日柄を7月8日から取った対等日を意味する。

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