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【市況】日経平均は4日続伸、任天堂の急反発で「ポケモノミクス」相場続く/相場概況

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

日経平均は4日続伸。13日の海外市場では米NYダウ、S&P500指数が連日で最高値を更新したが、欧米株は高安まちまちで方向感に乏しく、日経平均も10円高と前日終値水準からスタートした。前日までの3日間で計1124円上昇し、英国の欧州連合(EU)離脱決定前の水準を一時回復していただけに、寄り付き後は様子見ムードが強く伸び悩む場面も見られた。ただ、押し目買い意欲も強く、前引けにかけて上げ幅を3ケタに広げた。後場は16300円台でのもみ合いが続いたが、大引けにかけて円安進行とともに強含んだ。

大引けの日経平均は前日比154.46円高の16385.89円となった。東証1部の売買高は20億5377万株、売買代金は2兆4920億円だった。業種別では、その他製品が7%高と急伸したほか、繊維製品、ゴム製品が上昇率上位だった。一方、下落したのは証券、海運など4業種のみだった。

個別では、ソフトバンクグ<9984>やソニー<6758>が2%超上昇し、トヨタ自<7203>、NTT<9432>、小野薬<4528>もしっかり。コマツ<6301>は4%高と上げが目立った。スマートフォンゲームアプリ「Pokemon GO」の好調で連日活況の任天堂<7974>は急反発し16%近く上昇した。関連銘柄物色も引き続き活発で、フジHD<4676>が14%高と急伸。また、サノヤスHD<7022>とイマジカロボッ<6879>がストップ高まで買われ、東証1部上昇率上位となった。一方、三菱UFJ<8306>が小幅安となったほか、三井住友<8316>、みずほ<8411>、ファーストリテ<9983>、ホンダ<7267>などが軟調。キーエンス<6861>が2%超、Vテク<7717>が3%超の下落に。また、業績予想の下方修正を発表したガリバー<7599>がストップ安比例配分となり、コロプラ<3668>、ワッツ<2735>などとともに東証1部下落率上位となった。
《HK》

 提供:フィスコ

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