【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):大成建、富士重、ヤマハ発、ガリバー
大成建 <日足> 「株探」多機能チャートより
大成建設<1801>は高値圏で堅調。同社はこの日、鉄筋コンクリート造の高層住宅を対象に、高強度・小断面の柱、梁部材で構築した骨組みに、連層壁とオイルダンパーを組み合わせた新しい地震対策構法「TASS-Flex FRAME」を開発したことを発表した。この技術を適用することにより、長周期・長時間地震動にも優れた耐震性を有し、高付加価値な高層住宅の建設が可能となる。今後、同社では、長周期・長時間地震動や巨大地震に対する高層建物の居住性、安全性向上のため、免震・制振システムに今回の「TASS-Flex FRAME」を加えて、立地条件や建物規模に応じた最適な地震対策構法の提案を積極的に行っていく。
■ハーモニック <6324> 3,175円 +60 円 (+1.9%) 本日終値
ハーモニック・ドライブ・システムズ<6324>が反発し新高値。産業用ロボットの市場が好調に推移しており、業績は拡大基調にある。日本ロボット工業会は5月に16年の総出荷額目標を前年比9.7%増の7500億円に上方修正。産業用ロボットは、IoT(モノのインターネット)による製造革新には不可欠とみられており、世界的に同社の精密制御減速装置などの需要が増加している。17年3月期の連結営業利益は会社予想の82億円が85億円(前期比11.6%増)前後に増額修正されるとの見方が出ている。
■富士重工業 <7270> 3,855円 +67 円 (+1.8%) 本日終値
富士重工業<7270>が小幅ながら4日続伸。SMBC日興証券がリリースしたリポートによると、同社株は7月6日に年初来安値を更新しており、対ドルレートの円高進行は大きなリスクファクターではあるものの、引き続き、今下期以降のブレークスルーに期待した強気スタンスを継続すると紹介。現地生産能力は15年末の20.0万台から16年末には39.4万台に増強予定も、17年3月期最大の焦点は「新ラインでの新機種立ち上げ」であり、販売増のポテンシャルはもちろん、「立ち上げ成功」による収益アップサイドにも注目しておきたいと解説。業績予想の下方修正に伴い、目標株価を4700円から4000円へ引き下げているものの、投資評価は「1」(アウトパフォーム)を継続している。
■トーセイ <8923> 815円 +10 円 (+1.2%) 本日終値
ファンド組成やリノベーションマンションなど不動産流動化を手掛ける中小型不動産株に買いが集まっている。都心を事業基盤に中小型物件でファンドを手掛けるトーセイ<8923>は4日続伸で13週移動平均線を上に抜け、年初来高値847円を視界に捉えてきた。また、首都圏で中古不動産の改装・販売を主力とするサンフロンティア不動産<8934>も4日続伸で底入れ足をみせている。同じく首都圏で中古マンションやアパートのリフォーム販売を展開するムゲンエステート<3299>や、関西地域を営業地盤に投資向けマンションなどの流動化ビジネスを手掛けるサムティ<3244>なども買いが優勢だ。デフレ脱却をテーマに政府・日銀の足並みを揃えた景気刺激策への期待が高まっている。そのなか日銀の金融政策決定会合が今月28、29日までの日程で予定されており、追加緩和の可能性が強く意識されているようだ。緩和期待を背景に金利敏感株をトレードする「日銀プレー」の対象として不動産セクターへの注目度は高い。なかでも超低金利による調達コストの負担軽減を材料に流動化ビジネスを手掛ける中小型株は値動きが軽く、個人を中心とした短期資金の物色対象に浮上している。
■ヤマハ発動機 <7272> 1,704円 +19 円 (+1.1%) 本日終値
ヤマハ発動機<7272>が5日続伸。SMBC日興証券が同社についてリポートをリリース。会社側は、16年12月期第1四半期決算発表では「107円程度の為替水準であれば営業利益1200億円を確保できるように努める」とコメントしており、16年12月期は下期を1ドル=100円としても通期で106円近辺ではあるものの、現時点では、為替以上に、実態面の下振れが大きい印象もあると指摘。円安効果が剥落するなか、新興国二輪の市場見通しはもちろん、先進国事業の成長戦略などを再確認しておく必要があるも、当面、短期的には、16年12月期上期決算における会社計画の修正が焦点と解説。投資評価は「2」(中立)を継続。目標株価は2100円から1800円へ引き下げている。
■リクルート <6098> 3,970円 +30 円 (+0.8%) 本日終値
リクルートホールディングス<6098>が4連騰で新高値。就職支援・販売支援サービスの最大手。国内では、有効求人倍率は24年ぶりの水準にあり就職関連事業の伸びが見込めるほか、海外関連では買収した米IT企業が運営する求人情報検索サイト「indeed.com」の成長が注目されている。また、POSレジアプリ「Airレジ」の収益寄与、教育関連事業の拡大などへの期待が強まっている。市場では、17年3月期の連結営業利益は前期比7%増の1220億円前後と会社予想(1215億円)に対して増額修正期待が出ている。
■ニコン <7731> 1,476円 +2 円 (+0.1%) 本日終値
ニコン<7731>が小幅続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、17年3月期でいったん業績はピークアウトすると予想。業績が目先のピーク水準となる17年3月期でもROEは5%台と低く、18年3月期以降もROEは6%を超えることなく低水準で推移すると予想。株価はPBR1倍を超えて上昇する可能性は低いと考え、レーティング「ニュートラル」を継続、目標株価を1420円から1390円に引き下げている。
■ガリバー <7599> 715円 -150 円 (-17.3%) ストップ安 本日終値 東証1部 下落率トップ
13日、ガリバーインターナショナル <7599> が17年2月期の連結経常利益を従来予想の103億円→71億円に31.1%下方修正。増益率が50.7%増→3.9%増に縮小する見通しとなったことが売り材料。新車市場の低迷が続き、中古車の買取台数が想定を下回ることが響く。三菱自動車、スズキの燃費不正問題に伴う中古車オークション相場下落の影響で採算が悪化したことなども利益を圧迫する。業績下振れに伴い、今期の年間配当を従来計画の18円→12円(前期は12.5円)に減額修正したことも売りに拍車を掛けた。
■グリー <3632> 540円 -50 円 (-8.5%) 本日終値 東証1部 下落率6位
グリー<3632>が急落。クレディ・スイス証券では、モバイルゲームのコイン消費が減少し、収益の縮小が続くと指摘。新規ゲームタイトルを投入するも、収益を反転させる程のヒット作を創出できていないとして、現状では業績反転に対する不透明感が強く、投資魅力が乏しいと解説。レーティング「アンダーパフォーム」、目標株価510円でカバレッジを開始している。
■浜松ホトニクス <6965> 2,915円 -155 円 (-5.1%) 本日終値
浜松ホトニクス<6965>が急落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、生産設備拡張のための先行投資による減価償却費の増加は15年の10~12月をピークに縮小傾向と指摘。需要の弱い状態が継続している医用向けは、リーマン・ショック後の停滞する経済状況でも、世界経済全体を上回る成長を継続してきたことなどから、足もとの低迷局面が長期化する可能性は低いと解説。16年9月期下期以降は減益幅が縮小するとみて、レーティング「オーバーウエート」を継続、目標株価は3900円から3700円に引き下げている。
●ストップ高銘柄
サノヤスHD <7022> 357円 +80 円 (+28.9%) ストップ高 本日終値
フジタコーポレーション <3370> 1,341円 +300 円 (+28.8%) ストップ高 本日終値
モバイルファクトリー <3912> 4,345円 +700 円 (+19.2%) ストップ高 本日終値
オールアバウト <2454> 530円 +80 円 (+17.8%) ストップ高 本日終値
イマジカロボ <6879> 664円 +100 円 (+17.7%) ストップ高 本日終値
など、8銘柄
●ストップ安銘柄
ファーマフーズ <2929> 465円 -100 円 (-17.7%) ストップ安 本日終値
など、2銘柄
株探ニュース