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【市況】国内大手証券、化学・繊維では信越化学、日立化成、東京応化に注目、帝人や東レなどは堅調推移を予想

信越化 <日足> 「株探」多機能チャートより
 国内大手証券の化学・繊維セクターのリポートでは、NANDやDRAMの価格に下げ止まり感が見えることから、半導体材料需要が回復する可能性が高まっていると指摘。

 個別銘柄では、信越化学工業<4063>、日立化成<4217>、東京応化工業<4186>などの半導体関連企業に注目して、医薬品の需要やポリカーボネートの採算が堅調な帝人<3401>、炭素繊維や繊維の売上が堅調な東レ<3402>も好調な株価推移が期待できると解説。

 自動車需要については、北米で高水準が続き中国やタイでも生産が改善していることから全体的に堅調とみて、円高修正などリスクオンとなれば景気敏感の総合化学が注目される可能性もあると想定。

 総合化学ではウレタン原料MDIの採算が堅調な東ソー<4042>、フェノールやウレタン原料TDIの採算が好調な三井化学<4183>、ポリオレフィンの採算が好調な三菱ケミカルホールディングス<4188>などの業績が堅調と予想している。
《MK》

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