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【経済】米雇用統計改善も金利見通しは変わらずか


 米労働省が8日発表した6月の雇用統計では、非農業部門雇用者数が前月比+28.7万人となり、市場予想の+18万人程度を大幅に上回った。ただし、5月実績は速報値+3.8万人から+1.1万人に下方修正された。6月の失業率は4.9%に上昇したが、これは労働力人口に復帰した人が増えた(労働参加率が0.1ポイント上昇)ことが関係しているとみられている。

 市場関係者の間では「雇用環境の改善は続いている」との見方は多いものの、平均時給の伸びは前月比+0.1%にとどまった。11日発表される6月の米労働市場情勢指数は0.0と予想されており、5月の-4.8から改善する見込みだが、マイナスだった場合、7月を含めて早期利上げの可能性が高まることはないとみられており、ドルの上値はやや重くなりそうだ。
《MK》

 提供:フィスコ

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