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【市況】NY株式:ダウは22ドル安、原油相場の下落を嫌気

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

7日の米国株式相場はまちまち。ダウ平均は22.74ドル安の17895.88、ナスダックは17.65ポイント高の4876.81で取引を終了した。6月ADP雇用統計が予想を上振れたほか、週間新規失業保険申請件数が堅調な内容となり買いが先行。エネルギー情報局(EIA)が発表した週間在庫統計が予想より小幅な減少に留まったことで原油相場が下落し、上げ幅を縮小した。しかし、明日の雇用統計を見極めたいとの思惑もあり下値は限られた。セクター別では、メディアや自動車・自動車部品が上昇する一方で公益事業や電気通信サービスが下落した。

有機食品のホワイトウェーブ(WWAV)は仏の食品大手ダノンと100億ドルの買収で合意し、大幅上昇。ハードディスクのウエスタン・デジタル(WDC)は4-6月期の利益見通しを引き上げ、堅調推移。飲料メーカーのペプシコ(PEP)は決算内容が好感され、買われた。一方で、医療保険のシグナ(CI)は同業アンセム(ANTM)による買収に司法省が懸念を示していることが報じられ、下落した。

明日の雇用統計では、非農業雇用者数が前月比18万人増、失業率は4.8%増と前月からほぼ横這いが予想されている。



Horiko Capital Management LLC

《TM》

 提供:フィスコ

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