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【市況】東京株式(前引け)=反発、前週末の反動で買い戻し優勢

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
 27日前引けの日経平均株価は前週末比207円22銭高の1万5159円24銭と反発。前場の東証1部の売買高概算は11億832万株、売買代金概算は1兆1108億円。値上がり銘柄数は1471、対して値下がり銘柄数は403、変わらずは90銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は、前週末の暴落の反動で買い戻しの動きが強まり、反発に転じた。大方の予想を覆し、国民投票で英国のEU離脱が決定したことで、世界株市場は大波乱の展開となったが、国民投票の結果をリアルタイムで受け止めた東京市場は前週末に1300円近い下げをみせたこともあって、目先は売り方の買い戻しやリバウンド狙いの買いが優勢となっている。政府・日銀当局が緊急会合を開き市場の安定を図る構えをみせていることも安心感につながった。ただ、外国為替市場を横にらみに神経質な展開は続き、買い一巡後は上値も重くなっている。売買代金は前場時点で1兆円を上回った。

 個別ではファナック<6954>がしっかり、キーエンス<6861>が値を飛ばしたほか、武田薬品工業<4502>、花王<4452>なども大きく買われた。ソフトブレーン<4779>が商いを膨らませ急伸、大陽日酸<4091>、日新電機<6641>も物色人気となった。ブイ・テクノロジー<7717>はストップ高に買われた。半面、マツダ<7261>が続急落、アルプス電気<6770>、ミネベア<6479>も下値模索が続いている。川崎重工業<7012>が売られ、野村ホールディングス<8604>、新日鉄住金<5401>も安い。トヨタ自動車<7203>も売りに押された。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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