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【市況】ボリバン-2σ水準での攻防/日経225・本日の想定レンジ

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

[本日の想定レンジ]
 10日のNY市場は下落。原油相場の続落や、23日に予定されている欧州連合(EU)離脱を巡る英国の国民投票への懸念からアジア・欧州株がほぼ全面安となり、米国株にも売りが広がった。堅調な6月ミシガン大学消費者景況感指数が好感され、一時下げ幅を縮小したものの、終日軟調推移となった。ダウ平均は119.85ドル安の17865.34、ナスダックは64.07ポイント安の4894.55。シカゴ日経225先物清算値は大阪比240円安の16290円。

 シカゴ先物にさや寄せする格好から、ギャップ・ダウンでのスタートとなろう。これにより一目均衡表では16542円処に位置する雲下限を下放れる格好となる。ただし、ボリンジャーバンドの-2σ水準まで下げてくることになり、売り一巡後は短期的な売られ過ぎが意識されそうである。とはいえ、バンドが収れんしてきていたところでの下へのトレンドにより、昨年8月の下落局面の時のような値動きも警戒されるところ。目先は不安定な相場展開が意識されそうだ。16200-16500円のレンジを想定する。

[予想レンジ]

上限 16500円-下限 16200円

《TM》

 提供:フィスコ

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