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【市況】東京株式(前引け)=商い低調、円高受けて続落

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
 9日前引けの日経平均株価は前日比153円08銭安の1万6677円84銭と反落。前場の東証1部の売買高概算は8億937万株、売買代金概算は7977億1000万円。値上がり銘柄数は498、対して値下がり銘柄数は1307、変わらずは152銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は、外国為替市場で1ドル=106円台後半にドル安・円高が進行したことを受けて主力株中心に下値模索の展開となった。前日の米国株市場ではNYダウが3日続伸し1カ月半ぶりに1万8000ドル大台を回復したほか、原油市況も上昇基調を続けているが、あすにメジャーSQを控えていることもあって積極的な買いは入りづらくなっている。内閣府が発表した4月の機械受注統計が低調だったことも影響したようだ。前場の売買代金は8000億円を下回った。

 個別では、為替の円高進行を受けてトヨタ自動車<7203>、富士重工業<7270>など自動車株が安い。クボタ<6326>、日本精工<6471>が大きく下げた。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも売り優勢の展開。ソフトバンクグループ<9984>、JAL<9201>も軟調。半面、大手証券の強気の投資判断を好感して日新電機<6641>が大幅高、日本エンタープライズ<4829>も物色人気となった。東芝<6502>が商いを伴い上昇、住友金属鉱山<5713>、ペプチドリーム<4587>も高い。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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